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HOMEスキルアップマネジメント技術者の仕事力を高める 視座力・視点力・価値観力 > 第14回・高めた視座力・視点力・価値観力を仕事にどう活用するか

技術者の仕事力を高める 視座力・視点力・価値観力

第14回・高めた視座力・視点力・価値観力を仕事にどう活用するか

  • 石桁 正士=やる気研究会 主宰
  • 2011/11/17 09:00
  • 1/2ページ

(1)視座力

(1.1)視座・視座活動・視座力とは

 これまで説明してきましたように、視座とは「立場や役目、地位、役割」などを表す言葉です。この視座に関わる活動には、次のようないくつかのもの(視座活動と言います)があり、視座力とはこの視座活動に関わる力で、「視座活動を推進する力である」と言えます。

 この精神活動としての視座活動を推進する力(能力)が備わっていてこそ、私たちは満足に仕事ができるものと考えています。次に、視座活動と視座力の例を挙げてみました。

①相手や自分の視座を意識する活動→視座意識力
②相手の視座を理解する活動→視座理解力
③豊富な視座を把握する活動→視座把握力
④相手の視座を思いやる活動→視座推測力
⑤視座を調査する活動→視座調査力
⑥視座を定義したり説明したりする活動→視座説明力
⑦相手と視座を交換し合って、いろいろと思考する活動→視座交換力
⑧視座の特徴や視座の背景を考える活動→視座思考力
⑨視座リストや視座図を描く活動→視座描写力
⑩視座リストや視座図を活用する活動→視座活用力

(1.2)視座力を活用する

 例えば、問題解決過程を伴う仕事を考えてみましょう。それは市場調査かもしれません。企画や計画立案かもしれません。営業面の開拓や顧客を獲得することかもしれません。そこでは、高めた視座力を用いて、まず関係する視座を列挙します。そして、それぞれの視座に立って、問題である仕事を多面的に把握し、その本質を探し、解決への道筋を探ります。そして解決した時の状況を多くの視座から具体的に描き、それを実現する複数の解決案を考え出すことになります。

 最も基本的な視座活動は、まず関係のありそうな視座を各自の経験や視座リストからリストアップし、「その仕事のための視座リスト」を作ります。そして、必要な視座を抜き出し、視座図を描きます。この視座図を用いて、仕事の仲間や問題解決グループの中で、解決案を考え出し、一つひとつ検討し、最適な案を選びます。グループ・ディスカッションにおいても視座力が大いに役立つことでしょう。

(2)視点力

(2.1)視点・視点活動・視点力とは

 これも今まで説明してきましたように、視点とは「着目点や注視点、留意点、関心事、眼目」などのことです。この視点に関わる活動(これを視点活動と言います)には、次のようないくつかのものがあり、この精神活動に関わる視点力とは「視点活動を推進する力である」と言えます。
 
 この視点活動の際には、私たちは次のようないくつかの力(能力)が備わっていてこそ、満足に仕事ができるものと考えています。次に、視点活動と視点力の例を示します。

①自分の視点や相手の視点を意識する活動→視点意識力
②視点を選定する活動→視点選定力
③豊富な視点を保持する活動→視点保持力
④視点を活用する活動→視点活用力
⑤視点を拡大する活動→視点拡大力(広い視野を持つ力)
⑥視点を集中できる活動→視点集中力(ターゲットを絞る力)
⑦大局を見る活動→視点巨視化力(巨視視点力)
⑧細かく詳細を見る活動→視点微視化力(微視視点力)
⑨視点を分解する活動→視点分解力
⑩視点を結合したり統合したりする活動→視点結合力と視点統合力
⑪視点から本質を見抜く活動→視点思考力
⑫視点活用法を考え出す活動→視点思考力
⑬視点リストや視点図を描く活動→視点描写力
⑭視点リストや視点図を活用する活動→視点活用力

(2.2)視点力を活用する

 例えば、問題解決を伴う仕事を考えてみましょう。それは技術調査かもしれません。新設備導入計画立案かもしれません。設備更新や市場予測かもしれません。そこでは、高めた視点力を用いて関係する視点を抜き出し、それぞれの視点に着目して、仕事である問題を把握し、問題の本質を探し、複数の解決案を考え出すことになります。

 最も基本的な視点活動は、まず関係のありそうな視点を各自の経験や視点リストからリストアップして、「その問題用の視点リスト」を作ります。そして、必要な視点を抜き出し、視点図を描きます。この視点図を用いて、仕事の仲間や問題解決グループの中で、複数の解決案を作り、検討したりします。漏れや落ち・重複のない視点の列挙、視点と視点の関係の把握、視点を生かした発想などにも、視点力が役立つことでしょう。

 検討した解決案の一つひとつについて、例えばメリット、デメリットを勘案して、最適な案を一つ残します。次は、実行可能性の検討に移ります。そこでも、視点リストを用いて行なうことができます。こうした作業を推進する力は、視点力に依存するところが大きいと言えるでしょう。

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