趣旨
iTiDコンサルティングが製品開発力を定量的に測定して見える化する指標を開発して10年。日本の製造業の実態を掴むためにこれまでに3回、全国規模の調査を行ってきた。3回目となった2010年度の開発力調査は、トヨタ自動車、パナソニック、ニコン、日本電産など各業界の大手を含む80社が参加し、対象プロジェクト600以上、調査対象者9,000名以上というかつてない大がかりな調査となった。 調査で得られたデータを様々な切り口で分析しながら、リーマンショック前後で日本の製造業の開発力はどのように変化したのか?どの方向に向かっているのか?などについて本連載の中で伝えていきたい。

佐藤 晃(さとう あきら)
iTiDコンサルティング  シニアマネージングコンサルタント
1993年に慶応義塾大学理工学部を卒業後、電通国際情報サービスに入社し、3次元CADを活用した設計効率化の提案などを行う。その後米国駐在を経て、外資のコンサルティングファームと合弁で設立したiTiDコンサルティングに参画し、自動車や家電など幅広い業界において数多くの製品開発業務改革活動に携わる。 主な著書:日経BP社「それでもコストは削れる。」

福嶋 徹晃(ふくしま てつあき)
iTiDコンサルティング  マネージングコンサルタント
東京理科大学経営学部卒。1999年に株式会社電通国際情報サービス入社。 大手製造業向けにITによる設計業務効率化を支援し、その後、米国ITI社と合弁で設立した株式会社iTiDコンサルティングの立ち上げに携わる。 開発プロセスを中心とした業務改革を行い、開発期間15%削減達成や開発リソース20%削減達成など、数多くの業務改革プロジェクトを経て、現在は開発力を見える化する「開発力調査」を中心に、事業企画・マーケティングに従事。 ツイッターアドレス:http://twitter.com/tetsufk

菅 仁(すが ただし)
iTiDコンサルティング コンサルタント
東京大学大学院卒業。工学修士。大手計測機メーカにお ける光学式半導体検査システムの開発経験を経てiTiDコンサルティングに入社。大手 製造業に対し、全社横断的な業務診断&業務プロセス改革、新商品開発、技術開発の見える化、技術者力向上の 支援を手がけている。

濱田 研一(はまだ・けんいち)
iTiDコンサルティング マネージングコンサルタント
慶應義塾大学にて、電気自動車Eliicaを開発した清水浩教授(現Sim-Drive社長)に師事した後、トヨタ自動車に入社、低公害・環境対応自動車の研究開発を担当。世界へ急拡大するトヨタの中で、開発スピードと技術革新を両立させるための開発組織・プロセスマネジメントの重要性を認識。更に日本企業の技術力⇔プロセスマネジメント力のギャップ解消を目指し、iTiDコンサルティングに参画する。グローバル企業の開発課題設定や、構想設計開発プロセス構築、製品プラットフォーム構築支援などに実績。

高野 昌也(たかの まさや)
iTiDコンサルティング マネージングコンサルタント
大手電機メーカにてシステム構築・運用に従事。全社推進のCMMIに惚れ込み自組織をレベル5まで達成に導いた。自身の探究のためと社会的貢献を目指しiTiDコンサルティングに入社。以降、ソフトを中心に改革・改善活動の支援に従事。