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モジュラー化の先にあるもの

第6回・日本人は後出しじゃんけんが得意?

  • 津田 真吾=iTiDコンサルティング ディレクター
  • 2011/02/14 00:00
  • 1/2ページ

 “プラットフォーム”という言葉はいろんな場面で使われています。

 自動車などの工業製品では、コストダウンの手法として活用されていることを、既にご紹介してきました。また、WindowsやJAVAなどのソフトウエアもさまざまなアプリケーションが実装される土台として“プラットフォーム”と呼ばれています。FacebookやYoutube、そしてiPhoneもプラットフォーム型のビジネスモデルとしてもてはやされています。

 iPhoneは一見すると、メモリ容量以外は色ですら統一された商品に見えますが、ユーザーの好みに合わせるべき機能やアプリケーションを一つひとつカスタマイズできるようすることで、プラットフォーム化の条件を満たしています。サードパーティのアクセサリーも加えると、皆さんの手元にあるiPhoneはどれ一つとっても同じものがない状態になっているのではないでしょうか。つまり、Appleはユーザーとサードパーティの力を借りて、無数のラインナップを用意していると見なせます。

 では、どのような製品をプラットフォーム化するべきなのでしょうか?

 大量生産によるコスト削減と、多品種生産による顧客志向の二律背反を解決するアプローチがプラットフォーム化です。経済用語で説明すると「規模の経済」と「範囲の経済」の両立といえます。そのため、一般にはどのような商品や製品にも有効です。しかし、さらに踏み込んで考えると、特にプラットフォーム化が有効な商品や製品があるのも事実です。特に効果があるのは、

・大量生産するための設備が整っている商品・製品
・多機能で用途の広がりがある商品・製品

 大量生産の設備が整っているものは、コストダウンの効果が大きくなります。効率の良いオペレーションを最大限に活かすことになります。また、多機能な商品では、実際に利用されない機能を持っている可能性や用途による組み合わせが重要性を持つため効果的です。

 自動車はいずれの条件も満たしています。携帯電話や他の電子機器も同様です。船に関しては、あまり生産設備が集約されていない大型船よりはレジャーボートで効果を発揮します。産業機械においては、特注品が多い大型の機械よりも、小型の成形機やロボットなどで効果的です(個別にどこから適用したらよいか、という疑問については3月4日に開催する「ロバストプラットフォーム」セミナーでも解説する予定です)。

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