おもしろいではないか、パソコンやスマートフォンを持ち歩く現代にあって三角定規とコンパスを常時持ち歩く人がいるというのが粋でかっこいい。また東急ハンズで仕入れてきて自分で工作したという、図形問題を解く模型を披露してくれたのだが、その様子はまるでレゴで遊ぶ子供のようだった。レゴの発想教育はどう組み立てるかだけでなく、何を組み立てようかが脳に知能向上意欲をもたらすのだそうだ。
また、高校の数学教科書、サイエンス雑誌などを持ち歩いて暇があると読んでいるとのこと。中でも高校数学が愛読書とのことだが「なんで円周率を成り立ちから説明してあげないのでしょうね? これではなぜ3.1415・・・なのかわからんじゃないですか」と数学教育のあり方に不満を述べた。「わからんことを暗記させてもいつまで経っても数学はわからんままです、それではいつまでたっても数学の面白さに気づくことはないまま」と嘆く。
模型で見るのが一番
では,ここで数学問題の第2弾です。
「0.99999999・・・・は数学的に1と言える、それを証明せよ」
ぜひ、これも読者のみなさんには挑戦していただきたい。ヒントは10倍にして引き算する、です。
さらに数学問題の第3弾です。
「円周率とは何か?」
インターネットでキーワード検索すると解説がいろいろ乗っている。円周率は3、いやいや少なくとも3.14とすべきなど、数学的にはどうでもいいことも載せられているし、πは無理数である。さらに有理数を係数に用いた有限次の代数方程式の根とはならない。つまり、πは超越数である。といった不可解だが数学の神秘を思わせる記述もあるのだがいっこうにワクワクしてこない。