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「優秀な日本製品を世界に売るにはどうすりゃいいんだ?」を考えてみる

久保田達也=サイバー大学IT学部教授,イッツ代表,冒険家
2010/10/22 00:00
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 ここのところ,ずっと考えていたのは,「日本製品は優秀なのだから世界に売れるはずだ」ということ。もちろん,これまでもいろいろな企業からコンサルティングなどの依頼を受け,世界に売るための手段を自分なりに考えてきた。でも,これまでは世界に進出しようとすると,それなりの覚悟も必要だったし,費用も必要だったし,専任の担当者も必要だった。

 今我が国にはインターネットがある。世界を見渡すとまだまだインターネットを企業がこれだけ使いこなしている現状はあまり類を見ない。これを使わない手はないだろう。

 改めて言うまでもないがインターネットの特長は“世界につながる”ということで,この利点を販売に使えば日本に取って有利に働く。その理由として世界の市場にインターネット・ショッピングを通じて日本製品を売ると考えればいろいろな日本の弱点がカバーできる。

(1)単一民族である我々は奥ゆかしさはあるが開けっぴろげの外交が不得意で異国の文化にも馴染みがない。しかしショッピンサイトにおいてはそれらを関係なしに“商品のすばらしさ”を直接,世界の消費者に紹介することができる。
(2)単一言語文化の日本人が英語や外国語に不得意なのは周知の事実。しかし商売と割り切って買う買わない程度のやり取りなら“無料自動翻訳サービス”で充分だ。
(3)国際展示場などにおいて控えめな日本の国民性を持つ営業マンは,ハッタリをかました外国人営業マンには見劣りする場合が多い。しかし見ただけではわからない商品の性能は,ホームページで図解,写真,映像など“見える化解説”をすることで他国との技術的優位性と安全性を大きくアピールできる。

 こう捉えれば,国際級インターネット流通販売に取り組むことは日本製品を世界的に売るために願ってもない流通システムのはずで,民族,国別,言語,文化の違いに関わらず世界市場を舞台に流通のフラット化をもたらすはずなのだ。

 そう考え,まだまだ未整備の段階ではあるが国際級インターネット流通販売の現状把握と成功への使い道を模索することにした。

アリババをまず研究する

 そんなことを考える中で,インターネット・ショッピングといってまず頭に浮かんだのはアリババ。アリババといっても,もちろん千夜一夜のアリババではない。多くの方がご存知だと思うが,アリババは,電子商取引のマッチング・サイト「アリババ・コム」を運営することで,この10年間に急成長した中国の会社だ。昨年からは,主には日本の中小企業を世界のバイヤーに紹介するために,日本語におけるサービスも本格的に開始している。

 この半年間は,日本の製品を世界で売るために,という観点から,時間があればアリババのサイトを覗いていた。サイトの構造を勉強するため,そして一攫千金を狙っている世界中のサプライヤーが,どのようなものを売ろうとしているのかを探るためだ。

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