ウエハー処理工程（前工程）の製造請負企業であるSiファウンドリーの2009年12月の業績は，台湾Taiwan Semiconductor Manufacturing, Ltd.（TSMC）が連結ベースで対前年同月比（YOY）＋118.7％，対前月比（MOM）＋4.1％だった。競合の台湾United Microelectronics Corp.（UMC）もYOY＋101.6％，MOM＋1.5％である。両社ともYOYで倍増以上の大幅増収になったが，これは比較対象である2008年12月の売上高が極端に低いことによるところが大きい。2008年第4四半期（2008年10～12月）はアプリケーション，顧客の事業形態（IDMもしくはファブレス）を問わず，最終製品需要の収縮と顧客の極端な在庫圧縮により，Siファウンドリー需要の急減が続いた。
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