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思索の副作用

カイゼン依存症

  • 仲森 智博
  • 2010/02/05 12:00
  • 1/9ページ

 高校の同級生たちに会った。こんなご時勢である。みなそれなりにしんどい事情を抱えている。だから、近況に属する話はさっぱり盛り上がらない。言えば愚痴になるし、聞いてもよく分からんし、分かってもしんみりするだけだし。で、結局は昔話になる。要するに「あのころは底抜けにバカなことやってたよねー」という、人畜無害な回顧談である。

 そのバカなことの代表例といえば、間違いなく「悪事」であろう。私が通っていたのは広島市内にある私立男子校だが、私たちに限らず、あれくらいの年齢の男子は、危険な香りが大好きで、わけもなく向う見ずであることを競うものだ。その格好の標的になるのが、禁じられた行為、すなわち悪事であり、そこにギリギリまで接近することが少年たちの勲章になったりするのである。

「そういえば、麻薬クラブみたいなのを作ってたやつらがいたなぁ。あれAだっけ?」

 あったあった、そんなことが。何ともさわやかさを欠く青春の思い出ではあるが、実は私もその構成員だった。けど、ケータイもインターネットもなかった当時の高校生には、それが実際にどのようなものかという知識はほとんどなく、もちろんブツの入手方法など知るすべもないのである。ムダに興味津々なだけで出口がない。

失敗は探求の母

 そんなある日、同級生が「それ」を体験したぞと自慢し始めた。夜中に盛り場近くをうろついていたら「米軍さん」の一団と出くわし、何やかや話をしているうちに親しくなって、彼らとしばし行動を共にしたのだという。そんな彼らが、タバコ状のものを取り出して回し喫みを始めた。彼も吸ってみた。何ともいいものだったらしい。

 「これこそ我々が探し求めていたアレに類するものに違いない」と気付いた同級生が「な、な、何ですかこれは?」と聞くと、「グラス」だという。「え?ガラス?そうじゃなくって草?何それ」といろいろ突っ込んでみたらしいのだが、彼の英語が稚拙すぎたのか、基本的な知識がなさすぎたのか、どうもうまく質疑応答が成立しない。業を煮やした米兵さんの一人が、コースターの裏にボールペンで絵を描いてくれた。「この葉っぱだよ、な、わかっただろ」ということで。

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