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韓国発FPDサバイバル競争を読む,Displaybankレポート

LED TV市場が急拡大,2010年は“LED TV一般化”の元年に

  • Irene Heo(構成:湯浅 佳樹)=Displaybank
  • 2009/12/24 19:00
  • 1/3ページ

 今回のコラムでは,LEDバックライトを搭載した液晶テレビ(以下,LED TV)市場が急拡大している理由と,主な企業の販売現状などから,LED TVについて中長期的に市場を展望する。

 LED TVは2004年に初めて製品化され,5年後の2009年には世界販売台数が300万台以上に急拡大し,市場が本格的に立ち上がった。2010年は全液晶テレビ市場1億6200万台の16%に当たる2600万台まで伸び,“LED TV一般化”の元年になると,われわれは予想している。

 なぜ,LED TV市場がこれほどまでに急拡大しているのだろうか。CRTテレビからFPDテレビへの移行は,薄型化と大画面化が牽引した。液晶テレビで差異化を図るために,テレビ各社は画質やデザイン的な要素など様々な観点で競い合った。現在,薄型化や壁掛け可能などの“テレビ革命”が再燃しているほか,消費電力の削減など親環境的な市場要求が,LED TVへの転換を自然に後押ししている。

 LED TVの明るい未来は,2009年の発売動向を見れば明白だ。韓国Samsung Electronics Co., Ltd.や韓国LG Electronics Inc.(LGE),ソニー,シャープ,オランダRoyal Philips Electronics社,米Vizio社,東芝など世界の大手テレビ・メーカーは既にLED TVのラインアップを強化しており,中国の現地メーカーもこの第4四半期にラインアップを構築している。

 日本メーカーでは,まずソニーが40型/46型/52型の「ZX1/ZX5」を発売した。バックライト・ユニットとして白色LEDのエッジ型を採用している。シャープは,32~52型の「LE600/LE700」を発売した。LEDバックライトには白色LEDの直下型を採用する。同社のマーケティング・ポイントは10万時間の長寿命と,4000:1の高コントラスト。ターゲット市場は欧州と北米である。東芝も,白色LEDの直下型バックライトを搭載した46型/55型のフレーム周波数240Hzモデルを発売するなど,多くの製品を投入しており,2010年以降は新製品の大部分がLED TVに移行する可能性が高い(図1)。

図1 主な日本メーカーのLED TVの発売動向
出所:Displaybank「プレミアム・サービス」コンテンツの「Premium Insight 2009年11月号」
[画像のクリックで拡大表示]

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