趣旨
無極化する世界、アジアを中心とした第2のグローバライゼーション、いまだ見えない新しい金融のルール、新しい産業が生まれる兆し、世界は今大きな転換点を迎えている。日本は今どういう立ち位置にいて、これからどうすべきなのか。これまでの延長線上に答えはない。身近な事象から、世界的な出来事まで、出井伸之独自の大局的な視点で世相を切る。 同氏のコラムは,クオンタムリープのホームページにも掲載しています。
出井伸之(いでい のぶゆき)
クオンタムリープ株式会社 代表取締役
2005年6月にソニー会長兼グループCEOを退任後、2006年9月に同社を設立、産業の活性化や新産業・新ビジネスの創出を実現するための活動を展開している。他にアクセンチュア、百度(Baidu)、フリービットなどの社外取締役、美しい森林づくり全国推進会議の代表を務める。60年早稲田大学卒業後、ソニー入社。オーディオ事業部長、ホームビデオ事業本部長を経て、89年取締役、94年常務。95年社長兼COOに就任後、会長兼グループCEOなど10年にわたり歴任、2005年から2007年まで最高顧問。現在はソニーアドバイザリーボード議長。