半導体後工程サービス大手の台湾Siliconware Precision Industries Co., Ltd.(SPIL)の2009年6月売上高は,51億700万台湾ドル(対前年同月比(以下YOY)-7.8%,対前月比(以下MOM)+5.8%)とMOMでは6カ月連続の増収だった。YOYが12カ月連続での減収だが,YOYの減収幅は台湾Advanced Semiconductor Engineering, Inc.(ASE)と同様に縮小傾向にあり,1月-82%を底に,5月-29%,6月-26%と回復基調が続く。同社はアプリケーションや顧客タイプ(ファブレスやIDM=垂直統合型デバイス・メーカー)を問わず受注が大幅に回復している。ロジックIC向けのみならずメモリー向け売上高も回復基調だった。

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