皆さんは「時間泥棒」という言葉を聞いたことがありますか? 時間泥棒とは,その名の通り,時間を盗む人のことです。もしかしたら皆さんも,自身や他人の時間を盗んでいるかもしれません。今回は,この時間泥棒についてじっくり考えてみたいと思います。

 最初に,時間泥棒の例を以下に挙げます。なぜ,時間泥棒になるのか考えてみてください。

  • 遅刻する,時間に遅れる
  • 会話中に話に割り込む
  • 無駄話をする
  • 決断しないで後回しにする
  • 場当たり的に判断する
  • 約束を守らない
  • 探し物が多い
  • 勧誘の電話
  • 不意の来客
  • 機械や設備の故障
  • システム不良
  • 移動時間
  • 頻繁な計画変更
  • 優柔不断
  • 忘却によるロス
  • 整理整とんの欠如
  • 仕事の中断
  • コミュニケーション不足

まずは自分から始めよう

 時間泥棒の内容を詳しく見ていくと,自分自身が改善すべきことと,他人に改善を求めることに分けられますが,まず自分自身の改善から行い,皆さんが時間泥棒にならないようにすることが重要です。他人に改善を求めるのはそれからです。他人への不満はすぐに思い浮かびますが,逆に自分のこととなるとなかなか気づかないものです。だからこそ自らの襟を正す必要があるわけですし,そうすることでいろいろなことが見えてきます。

 ちなみに上記の例でいえば,遅刻をしない,約束を守る,無駄話をしない,会話に割り込まない…といった項目を実行するだけでも大きな効果が見込めます。