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技術経営戦略考

レコメンドの行き着く先

  • 川口盛之助=アーサー・D・リトル プリンシパル
  • 2009/05/11 15:00
  • 1/6ページ

 パンデミック騒動に振り回されたこの大型連休でしたが、読者の皆さんはリフレッシュされましたでしょうか?せっかくの海外旅行なのに、帰りの機内では善男善女が防疫マスク姿というのは、何とも世紀末的な風景ではあります。

 そもそも今話題のウイルスはH1N1型と呼ばれるA型インフルエンザ族の亜種で、通称Aソ連型の株の一つとのこと。このように族~型~亜種などの言葉が並ぶと、重層感というか、「敵はかなりたくさん種類がいるらしいゾ」感がひしひしと伝わってきます。さらにテレビなどに登場する専門家の解説コメントにしばしば出てくる「まだ弱毒性のまま変異していませんので安心です」の「まだ」という部分にも恐怖感を増幅させられます。もともと「新型」な上に、いつでも気まぐれに毒性とかが「変異」するやつらしいと。失うものの少ない身軽なやつって、敵に回すとやっかいですねぇ。

 当たり前のことですが、このウイルスのA型とかH1N1亜型とかという類型化は、人間の免疫に対する関係性からみた指標です。迎え撃つ人体側の都合でAだのHだのと分けているのです。では逆に、感染する側の人間を類型化するとどうなるのでしょうか。

人を類型化してみれば

 人の類型化情報には「肌の色」から「趣味は読書」まで色々とありますが、大きく分けて以下の4種類のどれかに当てはまりそうです。

1)属性系:血液型や誕生日、氏名など生来の情報
2)現況系:年齢、脈拍や今着ている服の色、居場所など、現在の状態
3)履歴系:読んだ本や出身校から取得資格など過去の体験情報
4)好み系:好きな音楽や食べ物など、好き嫌いから性格~思想信条の情報

 私たちのみならず、目にするあらゆるものにこれらの情報のタグが貼られており、これらは総じてコンテクストと呼ばれます。一つのコンテクストにも多様な意味付けがあり得て、すべてがビジネスチャンスにつながるのです。たとえば、血液型という生体情報は、本来は輸血適合性みたいな切実に肉体的なシーンに使う情報ですが、性格診断や恋愛占いと言ったスピリチャルなシーンでも重宝する情報という一面を併せ持っています。

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