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コラム

2009年2月の台湾中小型液晶パネル出荷・売上高動向

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2009/04/02 17:38
中根 康夫=ドイツ証券

AUOは出荷数量MOM+45%と大幅回復

 台湾AU Optronics Corp.(AUO)の2009年2月中小型液晶パネルの出荷数量は1400万枚と,対前月比(以下MOM)+45.4%だった。携帯電話機向けは,同社主要顧客の在庫水準が低下したことにより,2008年12月後半を底に発注は戻りつつあり,2009年2月の携帯電話向け出荷数量は1月からさらに続伸した。とはいえ,まだピーク比で40%程度の減少となっており,実需を下回る状況が続いている。

 一方で,ポータブル・オーディオ・プレーヤ(PAP)向けは減少が続き,パーソナル・ナビゲーション・デバイス(PND)向けなども需要は底打ちした後の戻りが鈍いままである。ミニ・ノート・パソコン(ネットブックPC)向けはいったん急速に調整局面入りしたものの,台湾Acer Inc.の新製品の大挙投入などもあり,持ち直している(ただし,同社の出荷数量算定基準によると8.9型は中小型,10.1型は大型に属する。2009年2月に伸びたのは10.1型の方なので,パネル出荷増への貢献は,大型の中のノートPC向けとなっているはずである)。

CPTの中小型パネルの出荷数量はMOM+46%


 台湾Chunghwa Picture Tubes, Ltd.(CPT)の2009年2月中小型パネルの出荷数量は,517万8000枚とMOM+45.9%だった。背景は中国White Box携帯電話機向けの出荷が大幅続伸である。同社の中小型パネルは標準品(2型台の携帯電話機向け,5〜8型のDVD,フォト・フレーム,PND向けなど)のセル売りが大半を占める。2008年9月から12月まで4カ月連続のMOM減少が続いてきたが,2009年1月にようやく反転増加のあと,2月も大幅続伸だった。ピークの2008年8月比で80%弱の水準まで回復している。

Giantplus(連結)の2月売上高はMOM 46%増収


 台湾Giantplus Technology Co.,Ltd.の2009年2月売上高(連結)は,7億8800万台湾ドル(対前年同月比(以下YOY)−19.1%,MOM+46.0%)と MOM2ケタ増収だった。CPTの第3世代工場買収と大きな買い物をし,生産能力が大幅に増強されたにもかかわらず,2009年1月売上高はYOYを57%も下回る状況だったが,2月はYOY−19%減にまで回復した。複写機,玩具,電話機などは低迷が続いているものの,中国向け携帯電話機が急回復し,売上高比率はこれまでの30%割程度から40〜50%に上昇,全体の売上高水準を押し上げている。

TPO DisplaysはMOM 10%増収


 台湾TPO Displays Corp.の売上高は,13億7100万台湾ドル(YOY−40.3%,MOM+9.6%)とMOM 増収だった。Philips Mobile Displayとの合併後,PhilipsのSTNパネルの主要顧客であった欧州主要ベンダー向けの供給で2008年11月から急減が続いてきたが,在庫圧縮が進み,2009年2月も携帯電話機向けが全体でMOM続伸となっている。

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