趣旨
 鈴木孝は,デジタルビデオカメラの躯体設計に携わっている入社3年目のエンジニア。まだまだ分からないことが多く,今日もサプライヤーの技術者を呼んで話を聞こうとした。ところが自社の購買部門からクレームが。「お前,何の権限があってサプライヤーを決めたんだ!」
 ――多くの企業で開発段階から購買活動を開始する「開発購買」の試みが進んでいます。ところが,うまく進んでいるという例を聞くことは,残念ながらかなりまれなことといわざるを得ません。  「設計魂と購買魂」は,開発購買を成功させるための試み,さらには購買部門との協力の進め方について,若手エンジニアの目を通して語ります。
野町 直弘(のまち・なおひろ)
アジル アソシエイツ 代表取締役社長
大学卒業後,大手自動車メーカーに就職。同社および外資系金融業にて調達・購買実務および調達部門の立ち上げを経験。コンサルティング会社にて,調達・購買,ロジスティック,BPR,SCMなどのプロジェクトを担当。
2002年調達・購買分野に特化したコンサルティングを行う株式会社アジルアソシエイツを設立。
調達購買改革の専門家。また調達購買分野の日本国内での地位向上,バイヤーの育成支援等に数多くの活動を行う。
【新刊(2009年3月10日)「調達・モノを買う仕事」(日刊工業新聞社)】

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