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仲森 智博=編集委員
2008/12/05 15:00
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 テレビ報道によると、クレーマーが増加しているらしい。モンスターペアレントならぬ、モンスターコンシューマの台頭である。ファッションメーカーに勤務する妻も、そうそうその通りという。それも、10年も前に購入して飽きるほど着用した洋服を持ってきて「変色した」と返金を迫る客とか、考えられないようなケースが、考えられないほど多いのだとか。

 先日も、フォーマルウエアをオーダーで購入した顧客が返金を要求しに来たのだという。新品のままなら分かるが、明らかに着用済、クリーニングもせず放置されていたかのような状態で、しかも納品してから数カ月が経過している。それを示して「自分が指定した寸法になっていないことが判明した」と主張するのだが、調べてみると寸法はオーダー票の指定通り。それをやんわりと説明すると客は納得するどころか逆ギレし、「その数値は改ざんされている」とわめき始めた。「で、どう対処したの」と聞くと、再オーダーを申し出たがそれも応じてもらえず、全額返金したらしい。すごく疑わしいけれど、断定はできない。だから、そう対応せざるを得ないのだとか。

 私自身は平凡な常識人なので、「そうかぁ。フォーマルウエアはめったに着る機会がないから、用が済んだらクレームをつけて返品すればいいんだ、カネもかからんしタンスを占領することもないし、そりゃ便利」という発想はなかなか浮かばない。浮かんだとしても、そんな交渉をする度胸も熱意もないし。だから、流行のクレーマーにはなれそうにないが、尋常にクレームを付けたくなることはもちろんある。クレーマーの増加とリンクするように、そんなイラっとする場面がこのところ増えているような気がしないでもない。

生キャラメルの場合

 ちょっと前のことだが、こんなニュースが流れた。某量販店で販売した「生キャラメル」からメラミンが検出された。それだけではびっくりしないが、何とそれは某タレントが経営する牧場で生産している大人気商品の偽物だったのだという。毒物も偽物もやたらとある事件なので、それが組み合わされたくらいではさすがにイラっとはしなくなってしまった。悲しいことだけど。でも、ものすごく引っかかる部分があった。それは、この事件ではじめて「大人気」ということを知った、「生キャラメル」という物体である。キャラメルはあまたあるが、「生」というのは聞いたことがない。

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