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日経エレが目撃した電子産業・歴史の現場

【電子産業史】1991年:WWWとインターネットの発展

情報の共有空間から現実を映す鏡へ

  • 2008/08/21 09:00
  • 1/3ページ

1991年,Tim Berners-Lee氏は当時進めていたWorldWideWebプロジェクトの概要をインターネットのニュース・グループに投稿した。

 WWWを開発したTim Berners-Lee氏が書いた“The World Wide Web:A very short personal history”を読むと,彼が単なるハイパーテキスト・システムを作りたかったわけではないことがよく分かる。目指したのは情報共有の仕組みというより,情報を共有するユニバーサルな場所を作ることであり,現実の遊びや働きを映す「鏡」となることであるという。まさに現在のWWWはそういう存在になったといえるだろう。単なる情報提供媒体から,さまざまなサービスを実行するインフラストラクチャーへと進化したからだ。


図1 「WorldWideWeb Browser」 CERN(Conseil Européen pour la Recherche Nucléaire)の研究者だったTim Berners-Lee氏が開発した。NextStep上で動作する。 (画像のクリックで拡大)

 Berners-Lee氏によれば,最初のWWWブラウザー「WorldWideWeb Browser」とWWWサーバー「httpd」が初めてCERNの内部で稼働したのは1990年だという(図1)。まだまだ国内ではパソコン通信が盛んだった。取材先の人と名刺交換するときに「メール・アドレス」が入るようになり始めた程度。自分の名刺も,一時期NIFTY-Serveと日経MIX,それにもう一つくらい何かパソコン通信のアドレスが書いてあったように思う。

 大きな転換点となったのは,Marc Andreessen氏らが開発した「Mosaic」の登場だろう(図2)。さらにAndreessen氏や米Silicon Graphics社の設立者であるJim Clark氏が,後の米Netscape Communications社となる米Mosaic Communications社を設立し,最初の“ネット企業”ブームを迎える。Netscape社は,「level the playing field」の提供を目指した。すなわちOSや操作環境を問わず,共通のインターネットの利用環境を実現することを目標にした。


図2 「Mosaic」 Marc Andreessen氏らが開発した。このブラウザーの登場がWWWの転換点となった。 (画像のクリックで拡大)

 これを実現する技術として,米Sun Microsystems社がJavaを1995年に発表する。Javaは「Write Once, Run Anywhere」をキー・コンセプトに掲げ,OSや操作環境を問わずに共通のアプリケーション・ソフトを実行できることを売りにした。JavaプログラムをWWWブラウザーと組み合わせ,WWWサーバーに置いたプログラムを自動的にダウンロードしてブラウザーで実行する「Javaアプレット」実行環境も提供した。当然のように,Javaの実行環境はNetscape社のブラウザー「Netscape Communicator」に組み込まれることになる。

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