国内生産の最後の役割ですが,それは,日本生産そのものの国際競争力の向上です。もちろん,日々のトヨタ生産方式に基づく改善努力を行うことで,競争力を高めている部分はあります。一方で,昨年高岡工場なのですが,ちょうど工場が老朽化してきたということもありリニューアルを行いました。個々の設備の老朽更新というレベルではなく,プレスやボデーの塗装,組み立て,さらには工場の中の物流,生産過程のしくみなど,ほとんど全部を我々が考えている最新の生産技術,あるいは生産のしくみを取り入れ,どのような工場になるのかを検証しました(図1)。
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