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失敗は当たり前,では成功は?

旧来の手法では最先端の製品は開発できない

リコー 社長 近藤 史朗 氏

  • 2008/04/23 15:42
  • 1/3ページ
近藤 史朗 氏
写真:糠野 伸

 僕は今,設計開発のプロセス改革が一番大事だと考えています。最初の設計開発の部分が一番難しいといえば難しいし,そこで間違うとその後のプロセスをどんなに充実させても挽回できない。ですから,最初の設計開発部門の責任というのはとても大きい。その設計開発のプロセス改革で打ち出しているのが「造らずに創る」という方針です。実際はもっと激しい言い方をしていまして,試作品を造るなと。「試作レス,評価レス,検査レス」まで行こうじゃないかと言っています。

 試作品を造って評価するといっても,今どきの複雑で高機能な製品は評価しきれるものではありません。むしろ試作品を造らない方がはるかに精度の高い評価ができるんですよ。例えばお客様が,通常とは極端に違う環境で製品を使う場合を評価できる。これがコンピュータの良いところです。理想を言えば,試作はしたくない,実機での評価もしたくない。設計開発から一発で量産を立ち上げたいと思っています。現状では,まだそこまでは行っていませんが。

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