「本気で気持ち悪いです」。彫刻家の籔内佐斗司氏のホームページに寄せられたコメントである。さらにこう続く。

あなたプロなんですよね?自分の作風の向き不向きとかもプロなら分かると思うのですが。そんな事も理解出来ないならプロ失格だと思います。失格ですね…。しかも、あんな気持ち悪い絵を描いて500万貰ったって本当なんですか!?本当だとしたら詐欺ですね。・・・奈良県民として本気で悔しいです。(20歳代女性)

 問題になっているのは「平城遷都1300年祭」のマスコットキャラクターに選定された籔内氏の作品。かなり話題になったのでご存知かもしれないが、仏様を連想させる童子の頭に鹿のような角が生えたお姿である。

 このマスコットが公開されるや、インターネットの掲示板などで議論が白熱した。「キモカワイイ」という微妙に肯定的な評価が上がる一方で、「かわいくない」「見たら呪われそう」などという批判の声が渦巻いたのである。これらをざっくりまとめると、「とにかく見てくれがグロテスク」「仏様に角を生やすのは不謹慎、宗教を冒涜している」という二つの意見に大別されるようだ。

言う先が違わないか?

 先のコメントについていえば前者だろうが、なんともすごい勢いである。読むだけで、うら若き女性が涙をいっぱいためて白いハンカチを噛み締めて「キー」とか言っているステロタイプなイメージがありありと浮かんでくる。いやはやと感心していたら、強烈なのがまだまだあった。

奈良は世界から人が来るのであのキャラクターは日本の恥になりかねません。あまりに酷くてガッカリしています。中国人が書いたインチキキャラクターのよう・・・。私も周りの友人達も籔内さんのお名前は今回初めて知りましたが、「センスの無い人」というのが共通の印象です。

センス無いわ。さっさと廃業したら?

芸術家気取りという域にも達してないですね。