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久保田達也の「どうすりゃいいんだ」

狂い咲きマーケティング

  • 久保田達也=サイバー大学IT学部教授,イッツ代表,冒険家
  • 2008/04/03 14:40
  • 1/3ページ

 最新のマーケティング思考は、同時性としての生活者意識をとらえることに重心を置く。何か大きなイベントがあるときにもろもろの立場の人々の心情を一つのキーワードにまとめるのだ。こうすることで新しい時代の予兆を見いだそうという考え方である。簡単にいえば「洞察力」と呼ばれる人間臭いやり方なのだが、歴史に残る成功者たちはだいたいこの方法で市場を先取りしていたようだ。

 分かりにくいので、例を挙げてみたい。大きなイベントというのは例えば「桜が咲いた」というようなことである。そこで「さぁ花見だ!」となるわけだが、花見と一言でいっても十人十色の花見がある。その人、それぞれの花見の仕方やその心情を観察することで、これからの時代の方向性を示すキーワードを見つけるのである。

 小生を標本にこの「花見マーケティング」を試みるとすれば、こんな感じになる。

 「ヒマなのか」と突っ込まれると痛いのだが、実は今日までに3回も花見をした。その折に垣間見た3通りの心情観察をまずご紹介しよう。

 今年一番始めに見たのは八芳園(東京白金)の夜桜だった。夜桜目当てに行ったわけではなくここで開かれた講演会に参加していたのだが、何とも庭園の桜が見事なので思わず見入っていたら、同年輩だと言う受講生の方が声を掛けてくれて歩きながら話をした。

 「いやはや、20年前に会社を始めてからずっと走りっぱなし。いまだに走り続けている感じですわ。いやぁ、社長業っていうのはもっと楽なものだと思っていたんですけどね。早いところ楽になりたいものです。こんなことを初めての方に言うのはなんなのですが実はね、この歳で来月に再婚することになりましてね、ひょんなことで生まれて初めてすばらしいと思う女性に巡り会えたんです」

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