トヨタは2005年7月26日に、レクサスブランドのセダン「レクサスGS」を発表した。発売は2005年8月30日で、価格は排気量3.5Lの「GS350」が520万円から、4.3LのV8エンジンを搭載する「GS430」が630万円から。

図1◎発表会場から。真ん中が「レクサスGS」。

 「レクサスブランド再構築の第1弾」(チーフエンジニアの三吉茂俊氏)というGSは、2004年1月のデトロイトショーでプロトタイプが発表され、米国では2005年3月から発売していた。国内仕様は新開発の3.5Lエンジンを設定したほか、アクティブスタビライザをオプションで設定する(関連記事)。ボディサイズは全長4830×全幅1820×全高1425mmで、ホイールベースは2850mm(四輪駆動車は全高が1435mm)。

 「レクサスIS」にも設定する3.5LのV型6気筒エンジンは、最高出力232kW(315PS)で、最大トルク377N・m。低~中負荷域で直噴とポート噴射を併用し、高負荷域では直噴だけを使う(関連記事)。4.3LのV型8気筒は最高出力206kW(280PS)と出力ではV6には及ばないが、最大トルクは430N・m。ともに6速自動変速機を組み合わせるほか、V6搭載モデルには四輪駆動車を設定する。

図2◎新開発の3.5Lエンジンを搭載する「GS350」。フロントグリルやヘッドランプには、複雑なアール処理を組み合わせたデザイン表現「アローヘッド」を取り入れた。

図3◎ナンバー灯や室内に白色LEDを多用する(関連記事