日産自動車は、ミニバンの「セレナ」を全面改良し、2005年5月31日から発売すると発表した(関連記事)。ターゲットユーザーは「家族を大切にし、子育ても自らが積極的に楽しむ」「自分の家族だけでなく、周囲の家族やその子供たちと週末のレジャーを謳歌する」「子供の友達からもあこがれられ、慕われる」ような父親。こうしたユーザーを徹底的に調査して開発したとしている。アピールポイントは「広さ」「使いやすさ」「楽しさ」の三つ。


図1◎「セレナ」フロントビュー

 広さの面では「5ナンバークラス最大級」(日産)の広い居室空間を実現したほか、乗員に開放感を感じさせ、視界も向上させた大型のサイドウインドーが特徴。特にフロントドアのサイドウインドー下端をリアサイドドアよりも一段下げた「シュプールライン」のデザインとし、外観に個性を付与したほか、ウインドーの上下寸法を従来のセレナより115mm拡大し、視界を大幅に向上させた。