ホンダは2005年5月26日、新型「ステップワゴン」のホワイトボディへの高張力鋼板(ハイテン材)の使用量を増やし、ボディの質量を十数kg程度軽くしたことを明らかにした。


図1◎高張力鋼板(ハイテン材)による軽量化に加え、乗り心地および操縦安定性向上などのために高剛性化した。

 ステップワゴンの車両質量は、ベースモデルの「B」と売れ筋モデル「G」のFF(前部エンジン・前輪駆動)車で1500kgと従来モデルより10kg増に収まっている。装備の充実や機能を追加しても自動車重量税の区分を1500kg以下とすることにこだわった。

 特にホワイトボディは、主要部材にハイテン材の使用を増やし軽量化を図った。従来モデルではハイテン材の使用比率が30%であったが、これを47%に増やし、薄肉の鋼板でも強度および剛性を維持している。