ホンダは2005年5月26日、室内スペースを従来モデルと同等にしながら全高、全長を短縮し、運転のしやすさを追求した新型「ステップワゴン」を発表した。発売は5月27日で、価格は199万5000円から。月販目標は8000台。

 エンジンの排気量は2.0Lと2.4Lの2種類で、2Lモデルに「B」「G」、2.4Lモデルに「24Z」がある。売れ筋は両側スライドドアにイージークローザーやプライバシーガラスを標準装備した「G」で、あらかじめオプションを装着した5つの特別仕様車を用意。すべてのモデルで4輪駆動車を選択できる。「2.0LのGは装備や機能を充実させながら、従来モデルの価格を据え置いた」(福井威夫社長)という。

 デザインでは、ボディ側面を上下に分割する斜めの線が特徴的。ボディ上部は後方にいくに従って絞りこまれ、逆にボディ下部はスクエアな形状としている。このため、背後から見たときにはボディ下部が膨らんでいるように見える。


図1◎新型「ステップワゴン」を紹介する福井威夫社長。


図2◎全長は45mm短くなったが室内長は2800mmと変わっていない。


図3◎リアビュー。側面の斜めの線がデザインのアクセントになっている。