全高を従来のモデルと比べて55mm低い1460mmにした。全高を下げることでロールしにくくなり、旋回時の挙動が安定する。座面の位置は従来型より40mm低い。車体のねじり剛性については約10%高めた(Tech-On!関連記事)。また、前の座席の背もたれを薄型のものに変え、後席の足元の空間を広げた(Tech-On!関連記事)。
搭載するガソリンエンジンは2種類で、排気量が1.5Lの「1NZ-FE」と1.8Lの「2ZR-FAE」。新型「カローラ」のものとほぼ同じ。 1.8Lエンジンの搭載車では無段変速機(CVT)、または6速手動変速機(6MT)を組み合わせる。CVTの搭載車には「スポーツモード」を新しく採用。同モードでは、アクセルペダルを踏み込んでからエンジンの回転数が上昇するまでの時間を短くする。 1.5Lエンジンの搭載車では、オプションとしてアイドリングストップ機能を用意した。同機能がある場合の燃費はJC08モードで19.2km/Lに達する。搭載しない場合は18.2km/L。なお、従来のモデルの燃費は10・15モードで18.6km/Lだった。
プラットフォームについては従来の「新MCプラットフォーム」を踏襲したが、1.8Lエンジンの搭載車ではリアのサスペンションを、トーションビーム形式からダブルウィッシュボーン形式に変えた。1.5L車では従来と同じトーションビーム形式である。