CX-5
マツダ、モノ造り革新により「現在の為替水準でもCX-5は黒字」
マツダ社長の山内孝氏は、2012年2月16日に開催した新型SUV(スポーツ・ユーティリティ・ビークル)「CX-5」の発表会で、マツダが進める「モノ造り革新」について触れ、車両のコスト削減目標を従来の20%から30%に上げたことを明らかにするとともに、全量を日本で生産するCX-5の1台あたりの利益が上級SUVの「CX-7」よりも15万円程度増え、1ドル=77円、1ユーロ=100円の為替水準でも、あらゆる仕向け地に輸出して採算がとれることを明らかにした。
マツダのモノ作り革新は、今後5〜10年先を予測して全商品を一括して企画し、一つの開発・生産コンセプトを全車種で共通化して、ラインアップ全体でスケールメリットを得るというもの。エンジンや車体の基本設計や主要な部分の寸法を共通にすることで開発の効率を高めるとともに、生産ラインも徹底的に汎用化して、段取り替えなしに異なる車体、エンジン、変速機を混流生産できるようにした。この結果、開発効率が30%以上、設備投資効率もガソリンエンジン生産ラインでは60%以上高まるとしている。
マツダは2012年3月期決算で約400億円の営業損失を計上する見込みだが、2016年3月期決算では1500億円の営業利益を上げることを目指している。差し引き1900億円の営業利益の改善が必要で、このうちのかなりの部分をSKYACTIVの採用によるコスト削減と、海外生産比率の50%への拡大(現在は30%)により達成することを想定しているようだ。
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