日産の新型「フーガ」発売、国内のライバルは「クラウン」
日産自動車は2009年11月19日、新型「フーガ」を発売した。海外では2010年春に北米で「Infiniti M」として発売するほか、順次欧州、中国、ロシアなどに投入する。国内では月間販売台数の目標が800台、グローバルでは年間4万台の販売を見込んでいる。
排気量2.5Lと3.7Lのモデルがあり、3.7Lモデルには4輪駆動車も設定する。海外では排気量5.6Lのモデルを用意するが、国内には導入予定はない。すでにInfinitiブランドでは「Infiniti Q(日本名シーマ)」の販売が終了しており、現在のところシーマの全面改良の計画はないようで、同社ではフーガを日産のフラッグシップと位置付けている。
国内でのライバルはトヨタ自動車「クラウン」、海外では主にドイツBMW社の「5シリーズ」を想定する。クラウンは国内専用車で全幅は1795mmに抑えている。一方、フーガは1845mmと広いが、全幅が広がったのは前後のフェンダーの膨らみを増やしたため。すれ違いのときなどに気になるドアミラーを含めた全幅は、クラウンなど1800mmクラスのクルマと同等にしたという。
全車にカー・ナビゲーション・システムを標準装着し、変速機は7速自動変速機となる。価格は399万〜550万2000円まで。ベースモデルの「250GT」は427万3500円と、クラウンの「ロイヤルサルーンナビパッケージ」の426万円と同等。一方、最も売れ筋となる「370GT」は457万8000円とクラウン「アスリート」の3.5Lモデルの487万円より安い。また、250GTおよび「370GT FOUR」から電動チルト・テレスコピック機構や森の香りを再現する「フォレストエアコン」などの装備を省いた廉価グレード「Aパッケージ」を用意した。
外観では後輪にかけて跳ね上がるキャラクターラインで勢いを表現し、側面では光る面と陰の面を交互に織りなすことで艶(つや)を表現。内装ではこれまで他の日産ブランド車と共通だったスイッチ類を高級車向けに新設計し、デザイン、配色、感触、配置を見直した。
たとえばウインドーの昇降スイッチは前用と後ろ用で曲面のRを変え、触っただけで前後が分かるようにした。また塗装色も黒を廃してガンメタリック調を新たに採用した。ナビ操作用など中央部分のスイッチでは、ステアリングから20cm以内のスイッチが最も操作しやすいため、頻繁に使うハザードランプ、オーディオのボリュームなどをその範囲に収めた。
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