日産自動車、次期「フーガ」の仕様を公開
日産自動車は2009年秋に発売する新型「フーガ」のラインアップを公表した。排気量2.5Lの「250GT Aパッケージ」が入門モデルとなり、2.5Lでは「250GT」「250GT Type P」を設定。一方、排気量3.7Lでは2輪駆動の「370GT」「370GT Type S」「370VIP」、4輪駆動の「370GT FOUR Aパッケージ」「370GT FOUR」がある。
現行フーガでは最上級モデルに排気量4.5LのV型8気筒エンジンを搭載した「450GT」が存在するが、フーガの米国仕様である「Infiniti M」では排気量5.6Lと3.7Lの二本立てとなり、4.5Lモデルは存在しない。国内で5.6Lモデルは必要ないとの判断から、3.7Lモデルが最上位となる。
新型フーガを担当した日産商品企画本部商品企画室のチーフプロダクトスペシャリストである大澤辰夫氏は、「フーガは日産のフラッグシップを目指した。高級車らしいプロポーションとするため、全長、全幅を拡大し全高を10mm下げた。また、存在感を増すためグリルの位置を下げて、フェンダーも張り出した。ヘッドランプは歌舞伎の隈取りのようにランプ周囲に凹凸を持たせることで、目立たせている」と述べた。
ボディサイズは全長4945×全幅1845×全高1500mm、ホイールベースは2900mm。全長は15mm、全幅は40mm伸びている。搭載するエンジンはともにハイオクガソリン仕様のV型6気筒エンジンで、3.7LはVVEL(バルブ作動角・リフト量連続可変システム)を搭載し、2.5LはVVELを搭載していない。従来のフーガは5速自動変速機と組み合わせていたが、新型は全モデル7速自動変速機を採用。燃費は従来に比べて5〜10%改善している。3.7Lの2輪駆動モデルは10・15モードが10.0km/L、2.5Lモデルは12.2km/Lである。
ボディで力を入れたのは、剛性の向上と静粛性の確保。剛性では、「スカイライン」で導入したプラットフォーム「FR-Lパッケージ」をさらに発展させて、後部フロアを新設計。サスペンション取り付け点の局部剛性を上げるとともに、ボディの固有振動の節がサスペンション取り付け点になるような構造とし、ボディの振動を抑制している。
サスペンションでは、後部サスペンションを新開発し、サブフレーム取り付け部のブシュを柔らかくすることで乗り心地を改善。さらに、ダブルピストン構造のダンパを採用して、高周波の振動を抑えつつ、低周波の振動には高い減衰力を発揮させることに成功した。なお、減衰力可変機構は採用していない。
パワートレーンで目新しいのが、「ドライブモードセレクター」と呼ぶ、4種類に出力の設定を変えられる機能。「スタンダード」「エコ」「スポーツ」というモードのほかに「スノー」を用意する。通常のモードがスタンダードで、エコは燃費を重視したモード。スポーツはパワートレーンの応答性を早め、加速性能を重視する。また、4WAS(4輪操舵機構)装着車では、操舵特性も変更する。
このほか、新型フーガはアクセルペダルの反力を強めて燃費改善に役立てる「エコペダル」、ゆらぎを含めて森の空気のような快適性を実現する「フォレストエアコン」など11の新技術を採用している。
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