トヨタは2009年5月18日、3代目「プリウス」を発売した。システム全体の90%以上を新開発したハイブリッドシステム「リダクション機構付のTHS II」を搭載し、空気抵抗の低減など車両全体のエネルギ効率を向上したことにより、10・15モード燃費を38.0km/Lとした。価格は205万~327万円。月間1万台の販売を計画している。なお、2代目プリウスも一部改良し、「EX」グレードとして併売する。
プリウス
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NSK、ハイブリッドカー専用低トルク玉軸受を開発、プリウスに採用
NSKは、摩擦損失を従来に比べて50~65%低減した「ハイブリッドカー専用低トルク玉軸受」を開発した。トヨタが発売した新型「プリウス」のハイブリッドシステム内にある一人四役のリングギアの支持に採用した。ここは直径が大きくなるため摩擦損失が大きくなりやすい部品である。
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トヨタ紡織、植物由来原料のシートクッションを新型「プリウス」に供給
トヨタ紡織は、トヨタ自動車と三井化学と共同で、植物由来の原料を用いた自動車用シートクッションを開発したと発表した。シートクッションに使用するポリウレタンを、従来のポリオールからひまし油(トウダイグサ科の植物「トウゴマ」の種子から採取した油)に変えた。このシートクッションは2009年5月18日にトヨ…
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デンソー、エジェクタを搭載したカーエアコンシステムをプリウスに搭載
デンソーは、小型の冷媒噴射装置であるエジェクタを搭載したカーエアコンシステムを開発した。従来のシステムと比べ、圧縮機の消費動力を最大約25%低減させることができる。2009年5月18日に発売したトヨタ自動車の新型「プリウス」に採用された。
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新型プリウスに太陽光発電を使った自動換気システムを導入,ブロア寿命を10倍に
トヨタ自動車は,2009年5月18日に発表した新型プリウス(3代目)の屋根に太陽電池を搭載した。太陽電池を用いた換気機能とエアコンの遠隔操作と組み合わせることで,炎天下で駐車中に上昇する車内の温度を抑え,燃費と快適性を向上させる。「外気温35度から40度の真夏の状態で,約80度になる室温を50度ほ…
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トヨタの新型プリウス,LEDヘッドランプや感圧式のステアリング・スイッチを採用
トヨタ自動車が2009年5月18日に発表したハイブリッド車「プリウス」(3代目)は,LEDヘッドランプやタッチ・センサを組み込んだステアリング・スイッチを採用した。
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3代目プリウス,2代目に対して発電機と駆動用モータで約4割軽量化
トヨタ自動車が2009年5月18日に発表したハイブリッド車「プリウス」(3代目)では,現行の2代目プリウスに対して,発電機と駆動用モータの合計質量を約4割低減し,コストダウンにつなげた。同社の説明員によれば,「質量=コスト」に近付いてきており,これらの軽量化は,ハイブリッド・システムの約3割のコス…
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新型プリウス、ハイブリッドシステム軽量化のカギは“一人四役”のリングギア
「新型プリウス」ではモータからの出力に減速機を採用してモータ回転数を先代の6500rpmから1万3900rpmに上げた。出力は50kWから60kWに増えたのだが、トルクを下げ、回転数で出力をかせいだ。モータの質量はほぼトルクに比例するので、その分大幅に軽量化した。ハイブリッドシステムを109kgか…
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新型プリウス,京セラ製の太陽電池の効率は16.5%,屋根の形状を一部変更
新型プリウスのオプション装備である太陽電池パネルは,京セラ製の多結晶Si型太陽電池セルを使っている。15cm角の標準的な太陽電池セルの1/2の大きさのセルを,縦に6個,横に6個,合計36個並べた。セル変換効率は16.5%で,パネル全体の最大出力は五十数Wになる。
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トヨタ自動車、走りの性能を高めた新型「プリウス」を発売
トヨタ自動車は2009年5月18日、ハイブリッド車「プリウス」を全面改良したと発表した。販売目標は1万台/月だが「既に8万台を超える受注がある」(トヨタ自動車副社長の豊田章男氏)という。価格は、205万円から。トヨタ自動車の堤工場と、トヨタ車体の富士松工場で生産する。