トヨタ自動車は2009年4月2日、全面改良した「ウィッシュ」を発売した。今回の2代目は、エンジンの吸気バルブのリフト量を可変とする「バルブマチック」機構を搭載したのが特徴。価格は184万円から。月間販売目標は6000台で、発売1カ月で1万台の受注を見込む。トヨタ自動車の田原工場で生産する。
ウィッシュ
目次
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ウィッシュ、ゴルフバッグ収容のために内装材を95mm凹ませる
トヨタ自動車は新型「ウィッシュ」の車内後端の右側、タイヤハウスの後ろにある内装材のえぐりを95mmと深くした。3列目のシートを畳まずに47インチサイズのクラブに対応したゴルフバッグを収容するために決断した。このえぐりを実現するため、車体の構造材と内装材の間隔を詰めた。
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ウィッシュのシート、疲労を防ぎ、座面を長く感じさせる
トヨタ自動車は新型「ウィッシュ」にトヨタ紡織製のシート「TB-NF110」を採用した。座面が変形した後の形状を工夫し、乗員から座面に加わる力と、座面から乗員に加わる力の作用点をそろえ、正対するようにした。なお、このシートは今後のトヨタ車の多くに標準採用することが決まっている。
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ウィッシュの「バルブマチック」、実はスロットル弁にある程度の役割
トヨタ自動車は新型「ウィッシュ」のエンジンに採用した「バルブマチック」で、スロットル弁にもある程度の役割を持たせていることを明らかにした。吸気弁のリフト量を変化させて吸入空気量を制御するエンジンは、同社以外にも日産自動車の「VVEL」、ドイツBMW社の「Valvetronic」があり、3社とも「リ…
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トヨタ「ウイッシュ」、前席助手席のシートアレンジを省きアクティブヘッドレストを採用
トヨタ自動車の新型「ウイッシュ」は、前席にアクティブヘッドレストを採用した。追突されるとシートの背もたれが上半身の荷重を受け止め、その荷重でヘッドレストを前方に傾ける。乗員の頭部の移動量を抑えることで“むち打ち”の被害を軽減する。
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トヨタ自動車の新型「ウィッシュ」は実質15万円近い値下げ?
トヨタ自動車が4月2日に発売した新型「ウィッシュ」の価格は、最も安い「1.8X」で184万円と、従来型の同等グレードに比べて3万4000円値上げした。しかし、新型ウィッシュは、一方で従来型に比べて安全装備などを大幅に充実させている。これを考慮に入れれば、実質的には15万円近い値下げになることが分か…
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トヨタ、連続可変バルブリフト機構「バルブマチック」を搭載した新型「ウィッシュ」を発売
トヨタ自動車は2009年4月2日、新型ミニバン「ウィッシュ」を発売した。エンジンの吸気バルブのリフト量を可変とする「バルブマチック」機構を搭載したのが特徴。燃費性能と排ガス浄化性能の両方を向上する。価格は184万円から。月間販売目標は6000台で、発売1カ月で1万台の受注を見込む。