図1◎ダイハツ工業社長の箕浦輝幸氏。軽自動車の基本機能である「広さ」「使いやすさ」「低燃費」を今後も追求する、と説明した。
図1◎ダイハツ工業社長の箕浦輝幸氏。軽自動車の基本機能である「広さ」「使いやすさ」「低燃費」を今後も追求する、と説明した。
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 ダイハツ工業は2007年12月17日、軽自動車「タント」を全面改良した。室内空間を広げたほか、ピラーを省くなどして乗降性を向上させたのが特徴。価格は108万1500円から。

 ホイールベースと全高を拡大することで室内空間を広げた。ボディサイズは全長3395×全幅1475×全高1750mmで、ホイールベースは2490mm。従来モデルと比べて全高は25mm、ホイールベースは50mm伸ばした。そのほかのサイズは同じで、これまで通り4人乗りだ。

 助手席側の乗降性を高めるために、軽自動車として初めてセンターピラーを持たない構造とした。ピラーを省いたことから、フロントドアの内部(上下方向)に超高張力鋼板のパイプを配置して強度を確保した。また、助手席側の後部ドアは、スライドドアを採用した。

 室内空間は、室内長2160×室内幅1350×室内高1355mm。前後カップルディスタンス(席間距離)は1135mm。後部フロア高は370mmと低めに設定して、乗り降りしやすくした。
 
 エンジンは、タントが排気量0.66Lで3気筒の「KF-VE型」、タントカスタムがターボエンジン「KF-DET型」を採用。KF-VE型は最高出力が43kW(58PS)で最大トルクが65N・m。KF-DET型は、最高出力が47kW(64PS)で最大トルクが103N・m。4速AT(自動変速機)もしくは、CVT(無段変速機)を組み合わせる。

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図2◎「タント」。
図2◎「タント」。
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図3◎「タント」のリアビュー。
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図4◎「タント」のインパネ。
図4◎「タント」のインパネ。
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図5◎「タント」のドアを開いたところ。運転席側は普通のドア。助手席側はセンターピラーレスのスライドドアを採用。
図5◎「タント」のドアを開いたところ。運転席側は普通のドア。助手席側はセンターピラーレスのスライドドアを採用。
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図6◎「タントカスタム」。
図6◎「タントカスタム」。
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