トヨタ自動車は2007年6月4日、排気量1.5Lと1.8Lの直列4気筒エンジンを搭載するセダン「プレミオ/アリオン」を発売した。月間販売目標台数はともに3000台。価格は174万3000円から。なお、排気量2.0Lのモデルを2007年冬に追加する予定。
プラットフォームには従来モデルと同様にMC(ミディアム・コンパクト)プラットフォームを採用し、ボディサイズを5ナンバー幅に抑えた。「プレミオ」は全長4600×全幅1695×全高1475mm、ホイールベース2700mm。従来モデルと全長、全幅、ホイールベースは変わっていない。ただ、Aピラーをやや前に出したキャビンフォワードのデザインとし、フロントのオーバーハングを10mm拡大した。アリオンは全長が4565mmとなる。
搭載するエンジンは排気量1.8Lがカローラから搭載を始めた「2ZR-FE」で最高出力100kW(136PS)、最大トルク175N・m。1.5Lが「1NZ-FE」で最高出力81kW(110PS)、最大トルク140N・m。ともにCVT(無段変速機)と組み合わせ、燃費は2輪駆動車の1.8Lモデルが17km/L、1.5Lモデルが18km/Lと従来モデルより改善した。1.8モデルでは従来の16km/Lから6%改善している。
全車に標準でプッシュボタン式スタートスイッチを採用したほか、最廉価グレードを除いてリアカメラとバックモニターを標準装備する。また、カーナビゲーションシステムには地図の自動更新が可能な「G-BOOK mX」対応のHDDナビを設定した。