トヨタ自動車は2006年12月21日、排気量2.4Lのハッチバック車「ブレイド」を発売した。2006年10月に発売したハッチバック車「オーリス」(排気量1.5Lと1.8L)よりも大排気量としたほか、L字型ヘッドランプを搭載するなど先進的なデザインを採用した。
パワートレーンは、SUV(スポーツ・ユーティリティ・ビークル)の「RAV4」やミニバン「エスティマ」同様に、排気量2.4Lの「2AZ-FE」エンジンにCVT(無段変速機)を組み合わせる。最高出力は123kW(167PS)で、最大トルクは224N・m。10・15モード燃費は13.4km/L(前輪駆動車)。サスペンションは、フロントがストラット式で、リアはダブルウィッシュボーン式。
ボディサイズは、全長4260×全幅1760×全高1515mmで、ホイールベースは2600mm。オーリスと比べて全長が40mm長いがそのほかは、同じ。
カー・ナビゲーション・システム(価格27万9300円)のオプションで、駐車支援システム「インテリジェントパーキングアシスト」(価格2万4150円)も搭載可能。ヒルスタートアシストコントロール機能を標準搭載し、坂道発進時に車両が下がることを防ぐ。
室内の天井には、LEDランプを使った大型イルミネーションを配置する。車名のブレイド(BLADE)は、英語で刃(やいば)を示し「人を魅了する鋭さを持ったクルマ」を示す。生産は、関東自動車工業の岩手工場が担当。価格は224万7000円から。月間販売目標は3000台。