図1◎新型「ストリーム」とホンダの福井威夫社長。
図1◎新型「ストリーム」とホンダの福井威夫社長。
[画像のクリックで拡大表示]

 ホンダは、7人乗りミニバン「ストリーム」を全面改良し、2006年7月14日に発売すると発表した。2代目ストリームは新プラットフォームを採用し、初代モデルより全高を45mm低くしたことが特徴。排気量1.8Lと2.0Lの2種類のエンジンを用意し、それぞれにスポーティーな「RSZ」タイプを設定した。価格は180万6000~254万1000円(消費税込み)。月間販売目標台数は5000台。

 ボディサイズは、全長4570×全幅1695×全高1545(4輪駆動車は1570)mmで、ホイールベースが2740mm。全長、ホイールベースともに20mm拡張している。外観はスポーツクーペのような低く躍動感のあるデザインを目指したという。RSZでは、17インチのアルミホイールや、専用チューニングサスペンション、専用エアロパーツ、ブラック基調の内装などを装備した。

 ボディ骨格は、高張力鋼板の採用を拡大し、板厚や材質の異なる鋼板を繋ぎ合わせたテーラードブランク材を適所に採用したことで、剛性を高めつつ、従来より約10kg軽量化した。また、ルーフサイドレールの板厚を上げてピラー結合部を強化し、ドア開口部の剛性を向上した。この結果、フロントピラー後方にあったサブピラーを廃止し、運転視界を向上させた。

 パワートレーンは、排気量1.8Lと2.0Lの「i-VTEC」エンジンの2種類。1.8L車は5速自動変速機を組み合わせ、2.0L車にはCVT(無段変速機)を標準で、5速自動変速機をオプション設定する。RSZはそれぞれパドルシフト付きとした。すべてに前輪駆動モデルと4輪駆動モデルがある。

 高速走行用のクルーズ・コントロール・システム「IHCC(インテリジェント・ハイウェイ・クルーズ・コントロール)」や、リアカメラ付きHDDナビゲーションシステム、スマートキーシステムを一部にオプション設定した。

 安全面では、EBD(電子制御制動力配分システム)付きABS、横滑り防止装置、トラクションコントロールを組み合わせた「VSA」のほか、追突軽減ブレーキ、1~3列目をカバーするサイド・カーテン・エアバッグ、後方衝突時の鞭打ちを軽減するフロントシートなどを備える。

図2◎「ストリーム」フロントビュー
図2◎「ストリーム」フロントビュー
[画像のクリックで拡大表示]
図3◎リアビュー
図3◎リアビュー
[画像のクリックで拡大表示]
図4◎インパネ
図4◎インパネ
[画像のクリックで拡大表示]
図5◎「RSZ」のフロントビュー
図5◎「RSZ」のフロントビュー
[画像のクリックで拡大表示]
図6◎「RSZ」のリアビュー
図6◎「RSZ」のリアビュー
[画像のクリックで拡大表示]
図7◎「RSZ」のインパネ
図7◎「RSZ」のインパネ
[画像のクリックで拡大表示]