トヨタ自動車は、「bB」を全面改良し2005年12月26日に発売した。「クルマ型Music Player」が開発テーマで、「いつも音楽に囲まれて暮らしたい」というライフスタイルの若者をターゲットとし、音楽を楽しむための室内空間の創出を追求したという。価格は134万4000~184万8000円(消費税込み)。月間販売目標は5000台。


図1◎新型「bB」

 最上級グレードでは、室内全体に九つのスピーカーを配置し、サラウンドDSP技術を採用したオーディオシステム、携帯型オーディオプレーヤーを接続できる外部入力端子を搭載した。また、音と連動して明滅するイルミネーションを11カ所に配置し、クラブやライブハウスのような効果を狙った。さらに全グレードにフロントシートの座面が約80mmスライドダウンする「マッタリモード機能付フロントシート」を採用した。

 ボディサイズは全長3800(一部車種のみ)×全幅1690×全高1635mmで、ホイールベースが2540mm。従来モデルと比べて全長が145mm短いが、ホイールベースは40mm拡大し、従来モデル並みの室内空間を確保した。

 パワートレーンは、排気量1.5Lと1.3Lの連続可変バルブタイミング機構(VVT-i)付き直列4気筒エンジンに、電子制御式4速自動変速機を組み合わせる。前輪駆動と4輪駆動を設定した。


図2◎リアビュー。外観デザインは、大きく反った凹面をドア断面やフロント、リアに採用し、存在感のあるフォルムを表現したという。


図3◎インパネ
 
図4◎イルミネーションシステム