トヨタ自動車は2005年11月14日に新型「RAV4」を国内で発表した。一方、11月2日に米国で発表した同車の米国仕様には「Base」「Sports」「Limited」の3仕様があり、BaseとLimitedに3列シートを設定した。

 RAV4の日本仕様と欧州仕様では、ボディは共通となり全長が4395mm(スペアタイヤ後端までの長さ、日本での届け出値は4335mm)で、ホイールベースが2560mmだ。これに対し、米国仕様はホイールベースが100mm長い2660mmで、全長は205mm長い4600mm。

 米国仕様の全長が200mm以上長いのは、「米国でスモールSUVのジャンルに入るのに、この長さが最低条件となるから」(RAV4チーフエンジニアのトヨタ自動車佐藤通彦氏)。また日本仕様では、リアオーバーハングを詰めて引き締まったデザインとするため、そしてきびきびとした走りの良さを実現するために2列シートを選んだ。

図1◎米国仕様の「RAV4」。全長は4600mm。

図2◎日本仕様のRAV4。全長は4395mm(スペアタイヤ後端までの長さ、日本での届け出値は4335mm)。