トヨタ自動車は、SUV「RAV4」を全面改良し、2005年11月14日に発売した。「World No.1 SUV」を開発テーマとし、オフロードを含む世界中の様々な道路環境で活動的に行動するライフスタイルを提案するSUVだという。


図1◎新型「RAV4」

　パワートレーンは、排気量2.4Ｌ直列4気筒エンジンに7速手動変速モード付きCVT（無段変速機）を組み合わせる。米国仕様などには3.5L・V型6気筒エンジンを設定するが、国内仕様では2.4Lのみ。サスペンションは、フロントがマクファーソンストラット式で、リアはダブルウィッシュボーン式とした。

　4輪駆動車は、電子制御式4輪駆動システムを採用。駆動トルクの前後配分を100：0から55：45まで状況に応じて変更できる。一部グレードには車両安定制御システム「S-VSC」を設定し、4輪駆動システムと協調制御することで、滑りやすい路面でのコーナーなどでの安定性を高めた。

　ボディサイズは全長4335×全幅1815×全高1685mmで、ホイールベースが2560mm。従来モデルと比べて全長で180mm、全幅で80mm拡大し、全高は5mm低くなった。室内長は1820mm、室内幅が1495mmで、それぞれ85mm、30mm拡大している。

　荷室容量は5人乗車で450L。荷室のサイドの遠隔操作レバーにより後席の背もたれを倒し、連動してシート全体を格納することで奥行き1570mmのフラットな荷室になる。荷室の下にも63Lの収納スペースを設けた。

　価格は197万4000～247万8000円（消費税込み）。国内での月間販売2000台を目標としている。2006年1月から海外販売を開始する予定で、世界では年間30万台を見込む。


図2◎リアビュー


図3◎インパネ