COLLEGE 製造業の“本当”を探求
 

分野を越えた交流の重要性を認識

参加者からのメッセージ

稲田 賢、佐藤 玄基=奈良県立医科大学 先端医学研究機構 循環器システム医科学4回生
2013/02/15 00:00
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 私たちは循環器システム医科学研究室で心血管系の発生・分化・形態形成の制御に働くシグナル伝達機構の解明を目的とした実験と、そのヒト疾患における意義の検討をカリキュラム外で行っている。これまでに学会等で研究成果を発表することはあったが、同世代の学生だけが集う研究会もないかと探していたところ、サイエンス・インカレに出会い、挑戦することを決めた。

 サイエンス・インカレに参加して良かったと思う点を二つ挙げる。一つは、分野ごとに賞があり、参加学生が具体的な目標に向かって競争できることだ。参加するために必要となる応募書類や発表内容を作成する過程で、大学の先輩や先生方から多くのことを学ぶことができる。二つ目に、あまり馴染みのない他の分野に触れられることだ。全国から集まった同世代の学生によるさまざまな研究内容を知ることができる上、交友の幅も広がる。私たちの研究目的の一つは心血管系の形態形成メカニズムの解明であるが、第1回大会で興味深かったのは、理工系のアプローチで血管を形づくるというテーマの発表があったことだ。普段は考える機会のないアプローチの可能性を知った。これらの要素を満たす大会は今のところサイエンス・インカレだけだろう。

 昨年iPS細胞研究がノーベル賞を受賞したことにより、医学研究により多くの注目が集まっている。しかしながら、医学部ではカリキュラムの関係上、学部のうちから研究する学生が少ないのが現状である。最近では、奈良県立医科大学をはじめとする多くの大学の医学部で研究者養成にも力が注がれ始めている。今後、サイエンス・インカレでの受賞を狙う医学生が増え、卒前の研究活動が盛んになれば嬉しく感じる。

 最後に、第1回サイエンス・インカレで奨励表彰をいただき、私たちの研究活動が評価されたことに感謝している。サイエンス・インカレを経験することで、新たな視野を手に入れることができる。学生同士の分野の垣根を越えた盛んな交流が貴重な経験となり、研究のモチベーションにもなる。将来的に必ず役立つと思うので、皆さんも一度参加してみませんか?

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