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 私は第1回サイエンス・インカレに、リアルタイム・コミュニケーションのためのサーバー・プログラムに関するテーマについて、チームで応募した。共同研究者とはかなり離れた場所に住んでいるため、週末や休みの間にチャットで話し合ったりしながら研究を進めた。

 大会では、他の学部生の研究内容について議論したり、協力企業の研究職の方々と話をしたりできる機会があり、とても有意義な時間だった。学内でも研究発表会はあるが、研究室にまだ所属していない学部生の段階で専門の審査員に評価してもらうという機会は少ない。今回のサイエンス・インカレでの評価を、今後の研究の参考にしていきたいと考えている。

 大学院生レベルを超えるような研究も見ることができ、まだ努力が足りないと自覚できる貴重な場でもあった。大会期間中に受賞者同士で詳しく話すことはできなかったが、後日、協力企業主催のイベントで集まった際には研究の話などで盛り上がり、交友を深めることができた。

 今回の受賞をきっかけに研修や開発環境の援助などでさまざまな企業に支援をいただき、感謝している。