第31回 社会貢献がしたい
「利益」を掲げる会社では働きたくありません
社会貢献をしたい、特に、国際貢献をしたいというSさんをある大手食品会社の会社説明会に参加させたところ、案の定、ぷりぷり怒って帰ってきました。
「信じられない、あの会社!
企業理念として、株主や従業員、利益のために働くっていうんですよ!」
利益があがらなかったら、君のお給料はどうするんだい?そもそも民間企業を志望している段階で、利益を追求するものだし。公務員のように公共サービスを提供する組織だって税金から自分の給料は支払われるわけだし・・・と反論したくなりますが、話を聞き続けます。
「私は、やっぱり、国際貢献の仕事がしたいんです」
事業仕分けで話題になったJ○○○や、海外○○協力隊になりたいって言っていたよね。なら、教員か公務ではどう? 公務を解かれることなく、2年間の国際貢献に参加できる制度があるけど。
「そんなんじゃ、なんか片手間で嫌です、私は人生をかけて取り組みたいんです」。
じゃあ、貢献できる技術は何? 今から理系のエンジニアを目指す? 土木とか化学を学んで、定年後に、井戸堀りや水質浄化の技術で新興国を発展させるって、それもすごい夢かもしれませんよ。
え?? ダメ? いやなの? いったいどう貢献できるというのでしょう。
社会貢献がしたい学生の共通点
就職活動における社会貢献ふりかざし型、珍しい話ではありません。毎年いるんです。企画になりたいという学生ほどは多くありませんが、1クラスに1人は毎年いる、そんなイメージです。
私が今まで出会った国際貢献や社会貢献、人の役に立ちたいという学生には不思議な共通点がありました。
① 生活水準は低くない
② 集団において中心的な存在で、プライドは高い
③ 今までに海外(新興国)に行ったことがない
つまり、
① →全財産をささげて、世のため人のために尽くす、というつもりはない
② →ボランティアは必ず人から感謝され、自分も得るものが絶対にあるはずだと思っている
③ →海外の不便さを知らない
ということが多いのです。さらに
④ 今までにボランティアをしたことがない
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