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第1回:就職活動は怖くない~9ケアモデルの提示~

上野 香織=就職塾向日葵 代表取締役
2011/05/16 00:00
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 就職塾向日葵のブログ「本当にあった就職活動の話」には、毎日15%の人が「負の言葉」検索ワードでアクセスしてきます(右図)。その検索キーワードは

 ・就活 怖い
 ・就活 やりたいことがわからない
 ・就活 面倒くさい
 ・就活 不安
 ・社会人 怖い
 ・就職活動 やり方がわからない

などです。

就職活動の何が「怖い」の?

 毎日新規の学生が、これらの言葉を検索窓に入力していることを考えると「怖い」を早く取り除いてあげたい、という気持ちに駆られます。学生は何を「怖い」と感じているんだろう、と、実際に大学の現場で、学生たちに聞いてみると「怖い」の目的語は実にさまざまでした。

 ・圧迫面接されたらどうしよう
 ・書類で落ちたらどうすればいいんだろう
 ・内定が取れなかったらどうなるんだろう 

という、まだ受けてもいない未知の経験への恐怖から

 ・人と会うのが怖い
 ・マナーとか敬語とかできないし

という自分の苦手意識との対峙、はたまた

 ・インターネットに接続したらウィルスに感染するから

というデジタルともアナログともいえない恐怖感までが口をついてきます。

 結局、採用選考も、就職準備もデザインも身なりも、すべて「怖い」の対象なのです。「こんなことが?」と思うかもしれませんが、本当にそれが怖くて行動することができないのです。

「おばけ、見たことある?」

 そこで、「就職活動が怖い」という学生には、私は決まってこう聞きます。

「おばけ、見たことある?」

「は!? おばけですか?」と学生は戸惑いながらも、どこかほっとしたような表情で「おばけは見たことないです」といってくれます。

 そうなのです。就職活動もしたことないのに「就職活動が怖い」というのは暗闇を怖がったり、見たこともない空想を作り上げて怖がったりするのと似ています。それならば、空想を具現化して実態を見せましょう、というのが私の役割です。仕掛けと全貌が見え、予測と行動ができれば、怖いものはありません。大学のキャリア教育から就職を支援することは、「学生に何を伝えれば怖くなくなるのか」を研究することでもあるのです。

 さあ、「怖い」と一人で悩んでいても何も始まりません。「怖い」なら、逃げようという生物学的に正しい気持ちを喚起し、そのための行動に結びつけましょう。

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