資源のない日本は,よく“ものづくり”の国と言われます。日本の発展を,ものづくりが支えるのであれば,若い血が製造業に興味を持ってくれないと,日本は危機を迎えてしまいます。そこでまず,就職先として“製造業”を希望しているのかどうかについて聞いてみました(Q1)。

 結果は,「希望している」が47.3%,「どちらかというと希望している」が21.0%,そして「製造業以外は考えていない」という力強い選択肢を選んでくれた人が16.0%と,製造業を希望している人が約3/4いることが分かりました。若い人たちが製造業に興味を持ってくれるのは,非常に嬉しいことです。

Q1 就職先として“製造業”を希望していますか

 では,何故製造業に就職したいのかを,Q1で製造業を希望すると回答した253人に聞きました(Q2)。理由として一番多かったのは「エンジニアとして,新しい製品を世の中に生み出したいから」で,何と8割以上の方が選びました。エンジニアの醍醐味は,何といっても新しいものを生み出すこと。そして,生み出したものが実際に利用されているシーンを目の前にしたら,きっと幸せに浸れることでしょう。

 「自分のアイデアを製品という形にしたいから」という理由も,半数以上の人が選びました。また「日本の製造業を,盛り上げていきたいから」というたのもしい意見も,1/3以上の方がもっています。

 自由記述としては,「品質管理がしたい」「修理技術者になりたい」など,自分の働くイメージをすでに抱いて,製造業を希望している学生もいました。

Q2 何故,製造業に就職したいのですか(三つまで)
[画像のクリックで拡大表示]