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編集長からの手紙

どんな情報が役立ちますか?

  • 田野倉 保雄=日経エレクトロニクス
  • 2010/06/21 09:30
  • 1/1ページ

 いつもこのコラムを執筆するに当たり,「どういったネタを書けば,現在就活中の学生の皆さんが『参考になった』『役に立った』と感じるのだろうか」と,頭を悩ませている。私の場合,就活したのはもう20年近くも前なので,そのころのことをあーだ,こーだと書いたところで昔話になってしまい,本当に参考になるのかという懸念を抱きながら書いているのが正直なところである。私と同じ世代の方であれば,「うんうん,そうだったよな」と懐かしさをもって読んでもらえると思うのだが,学生の皆さんからすれば「ふーん,今とだいぶ状況が違うな」で終わってしまうかもしれない。実際,記事に対して書き込まれたコメントを読むと,学生というよりも私と同世代,もしくは上の世代の読者と思われる人が書いたものが多いようだ。

 私が就活中に「参考になった」ことは言えば,やはり年の近いOBの方々から直接聞いた話である。商社に就職することを考えていた私は,M物産やM商事などに勤める2~3歳年上の先輩たちに連絡を取り,会ったりしていた。サークルの先輩だったM物産の人はなかなか連絡が付かず,真夜中に家に電話を何度掛けてもいつも留守番電話だった。「うわさ通り,商社マンというのは相当激務なんだろうな」と感じたものである。

 ようやくその先輩と会うことができて話を聞くと,既に関連会社に出向しているという。「多くの人たちは,本社にずっととどまっているわけではない」と聞き,「へー,そうなんだ」と知った。また「よく日経新聞で『××商社,米国から××プラントを○兆円で受注』とか大きく扱われている記事があるでしょ。あれって多くの場合,たかだか数人のグループでやっている仕事なんだよね。それがデカデカと記事になっちゃうんだから,こっちもビックリだよ」なんていう話も聞き,「さすが商社マンはやることがデカイし,世の中に与える影響も思っているよりもずっと大きそうだな」と感心し,私も勝手に夢を膨らませたりしていた。

 一方,別の商社の先輩に話を聞くと,規則正しい生活をしているようで「毎日,7時ごろには退社している」とのこと。しかも「海外企業とは電話やファックスで毎日やり取りをするけど,海外出張にはまだ行ったことない」という。「こういう商社マンもいるのか」と,これはこれでまたビックリ。世界を駆け回る商社マンをイメージしていた私としては,就職ガイド本ばかりで頭でっかちになるのではなく,いろいろな人に実際に会って直接話を聞くのが,その業界のようすを正しく知るための一番の近道だと感じた。これは昔も今も変わらないのではないかと思う。ぜひ皆さんも,多くの業界のいろいろな人たちに会ってみることをお勧めしたい。学生の今だからこそ,会える人,話を聞ける企業などがあるはずだ。

 ということで,今回もまた昔話になってしまった。果たして役に立つのかどうか・・・。「こんなことを知りたい,聞きたい」「今,悩んでいるのですが・・・」などなど,リクエストがあれば,コメント欄にぜひご記入を!

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