就職活動のとき,会社を選ぶ基準にしたことは?
就職活動のとき,会社を選ぶ基準にしたことは?
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 就職活動の時に,会社を選ぶ基準にしたことは何か――。日本生産性本部が2010年度新入社員の約2000人を対象にアンケート調査した結果,「仕事に魅力を感じた」とする回答が最多となった(PDF形式の発表資料)。調査は,14の選択肢の中から,当てはまるものトップ5を選ぶ方式。トップ1に「仕事に魅力を感じた」を選んだ回答は全体の37.1%を占めた。

 なお,トップ1に選ばれた回答で2番目に多かったものは「経営・業績の安定」(14.9%),3番目は「社員・社風に魅力を感じた」(11.8%)となった。

 また,就職活動に関して「内定が出た会社数は?」という設問に対しては,「1社」とする回答が前年に比べて8.6 ポイント増加し,2 年連続の増加(61.7%)となった。過去最高は2005 年(65.4%)であるが,直近4年の調査では最高となった。

 「今の会社(入社・入職した)は第何志望ですか」という設問に対しては,「第1志望」とする回答が2004 年以来6年ぶりに減少に転じた(71.5%)。また,「第2志望」は14.3%(前年比+1.0ポイント),「第3志望」は6.6%(前年比+1.2ポイント),「その他」は7.6%(前年比+3.2ポイント)となった。

新入社員の安定志向が強まる

 転職に関して問う設問では,「今の会社に一生勤めようと思っている」とする回答が6年連続で増加し,過去最高(57.4%)を更新した。また,将来への自分のキャリア・プランを考えるに当たって,「社内で出世するより,自分で起業して独立したい」という質問に対し「そう思う」「そう思わない」の二者択一の回答のうち,前者とする回答が7年連続で減少し,過去最低(12.8%)を更新した。