それでは,いよいよトップスリーです。

 第3位は「ソニー」。87票を集めました。ただ,かつての人気はもっともっと高いものでした(詳細は後述)。同社の反撃に期待したいと思います。

 第2位は「パナソニック」。90票を集めました。昨年秋以降は世界的な不況の影響を受けて赤字決算になっていますが,それまでは薄型テレビ「ビエラ」などが好調で,日本メーカーとしては優れた業績を上げ続けていました。薄型テレビの「世界同時発売」といったグローバル展開や,「エコ住宅」への取り組みも,技術者に好感されているといえそうです。

 第1位は「ホンダ」です。119票を集め,2位以下をやや引き離しての第1位となりました。20位に入った「本田技術研究所」の12票を加えると,さらに差は広がります。「エコカー技術の進化に対するニーズが非常に高く,エンジニアとして活躍の場はとても広い」と,技術者が考えていることの表れと言えそうです。同社のハイブリッド自動車「インサイト」での思い切った取り組みや,太陽電池まで手がける幅の広さと意識の高さは,目を引きます。また,創業以来のベンチャー精神が,技術者の人気につながっている面もあるでしょう。

1位~3位
技術者が今,働いてみたい会社(1位~3位)

技術者が「就職時に入りたかった,あこがれてい会社」

 ところで,今回回答してくれた技術者が,就職時に入りたかった,あこがれていたのは,どんな会社でしょうか。今働いてみたい会社と同じなのでしょうか。