日経ものづくり
2024年4月号
本誌のデジタル版(HTML)
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日経ものづくり 2024年3月号
世間を驚かせたダイハツ工業の不正問題。国内全工場が稼働停止(2024年2月12日から徐々に稼働再開)に陥り、2023年度におけるトヨタグループの世界販売台数見込みを下方修正させた。2024年2月9日には再発防止策を、同月13日には社長交代人事を発表するも、今なお国土交通省の検査は続いている(202…
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日経ものづくり 2024年2月号
シニア活用の動きが活発だ。生産労働人口の減少を背景にさまざまな業界で人手不足が進行。それを補う意味もあり、定年延長・再雇用によって、60歳以上の「高齢者」が現役として働くのが当たり前になった。製造業でも、シニア活用は大きなテーマとなっている。
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日経ものづくり 2024年1月号
脱炭素戦略の1つとして期待されているアンモニア発電。既存の火力発電設備を活用して、燃料である石炭や天然ガスの一部、または全てをアンモニアに置き換えることで二酸化炭素の排出量を大幅に減らせる。ところが、「火力発電の延命だ」と欧米諸国からは激しい批判も出ている。アンモニア発電は脱炭素化の妙策か、はたま…
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日経ものづくり 2023年12月号
次期基幹ロケット「H3」と「イプシロンS」の打ち上げ延期など、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は打ち上げロケットの開発で足踏みする。一方で、超小型人工衛星の打ち上げ需要拡大を追い風に、ベンチャー企業は活発な動きを見せる。そんな宇宙ベンチャーの活動を、国も最大規模の補助金を交付するなどして後押しする…
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日経ものづくり 2023年11月号
第4次AIブーム到来とも言われる生成AI(人工知能)の登場で、製造業の現場もガラリと変わるかもしれない。文書作成や日々の情報収集をサポートするだけでなく、材料開発から保守点検に至るまであらゆる業務で活用が始まっている。従来のAIにはない新たなリスクが指摘されている中、生成AIと製造業はどう付き合っ…
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日経ものづくり 2023年10月号
使用済みリチウムイオン2次電池(LIB)再生の動きが目立ち始めた。定置型蓄電池として再利用したり、リチウム(Li)やニッケル(Ni)、コバルト(Co)などのレアメタルを回収し、LIBの正極材として再利用したりするケースがある。背景には、供給国が限られるレアメタル不足や、使用済みLIBの廃棄による環…
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日経ものづくり 2023年9月号
2023年5月、原子力発電所の60年を超えた運転を可能にする「GX脱炭素電源法」が国会で成立した。東日本大震災以来の方針転換となる。結局、何が大丈夫であれば原発は安全なのか。技術的な面から課題を探る。
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日経ものづくり 2023年8月号
世界の電気自動車(EV)市場が拡大する中、頭角を現しているのが中国・比亜迪(BYD)だ。2022年のEV販売台数では米Tesla(テスラ)に続き2位につけている。日本を含む世界39の国と地域で乗用車事業を展開するBYDは、もはや日本の自動車メーカーにとって無視できない存在となった。そこで日経BPは…
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日経ものづくり 2023年7月号
「工場を再生可能エネルギーで動かす」との目標を掲げ、再エネ証書の購入や太陽光パネルによる自家発電導入などを検討する工場と企業が増えている。地球環境保全へ取り組む姿勢が企業経営に不可欠になってきた。加えて、エネルギー安定供給の一環とも位置付けられるようになった再エネ導入の最前線を報告する。
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日経ものづくり 2023年6月号
オリンパスが高収益企業に変身した。わずか4年で営業利益率が4%弱から20%超に向上。2011年に「オリンパス事件」で上場廃止の瀬戸際にまで追い込まれた時からすると、「突然変異」のような変わり様だ。同社をここまで大きく変えたのは、2019年に竹内康雄社長兼最高経営責任者(現会長)が打ち出した企業変革…
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日経ものづくり 2023年5月号
工場や倉庫内での自動搬送システムが進化している。運転手がいなくても自動で走行できるAGV(自動搬送車)やAMR(自律走行搬送ロボット)が建屋内や構内を走り回り、部品や製品を運ぶ。レベル4の自動運転の電気自動車(EV)を導入したり、既存車に後付けユニットを取り付けて自動運転化して搬送に活用する工場も…
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日経ものづくり 2023年4月号
トヨタ自動車が約14年ぶりとなる社長交代人事を発表した。2023年4月1日付で佐藤恒治氏が執行役員から新社長に就いた。久々の技術系の社長の誕生だ。量販車の部品の開発設計から高級車のプロジェクトリーダーである「チーフエンジニア」まで幅広い経験を持つ人物が、トヨタ自動車の12代目社長として同社を率いる…
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日経ものづくり 2023年3月号
約10年前、「誰でもメーカーになれる」ツールとして話題となった3Dプリンター(付加製造装置)。当時は個人のホビーや試作の範囲を超えた活用例が少なく、産業用途ではまだ使いにくいというイメージが広がってブームは終息した。
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日経ものづくり 2023年2月号
原子力発電への関心が再び高まり始めている。背景にあるのは、エネルギー安全保障への関心と、カーボンニュートラル達成に向けた「脱炭素電源」としての期待だ。東日本大震災を契機に叫ばれた脱原発は、転換期を迎えている。かつての「原子力ルネサンス」は再来するのか。話題の小型原子炉や革新軽水炉など、各メーカーの…
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日経ものづくり 2023年1月号
世界中で加速するガソリン車から電気自動車(EV)への転換「EVシフト」。自動車部品メーカーにとっては、エンジン部品の減産が懸念される一方、EV関連の新たな受注や事業創出・成長の好機でもある。この大きな変革の波を逃すまいとEV用部品をターゲットとした新たな加工技術や製品の開発に力を入れているのが工作…
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日経ものづくり 2022年12月号
開業150年の節目に、新型コロナウイルス感染症の直撃を受けた鉄道。一方で脱炭素へ向けて社会が動く中、二酸化炭素(CO2)排出量の少ない大量輸送機関として、むしろ利用者を増やすべき使命がある。コスト削減と利用者増加の二律背反を実現するよりどころとなるのがデジタルトランスフォーメーション(DX)だ。鉄…
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日経ものづくり 2022年11月号
ロボットにとって物体の把持は思いのほか難しい。軟らかいワークを自在に操ったり、部品を精密に組み立てたりする作業では、まだまだ人には及ばない。しかし、「つかむ」技術が進歩すれば、生産現場のロボット活用はぐっと広がる。ロボットの触覚や判断を高める技術の最前線に迫る。
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日経ものづくり 2022年10月号
無理と思われるほど高い目標を掲げ、それを必ず達成する。こうして日本電産はベンチャー企業から50年ほどで日本を代表する企業にのし上がった。「成長論者」を自認する同社の永守重信会長兼最高経営責任者(CEO)が次に打ち出したのが、売上高10兆円への成長だ。この成長を支えるために、電動アクスルと工作機械、…
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日経ものづくり 2022年9月号
実験やシミュレーションのデータをコンピューターによって解析し、新しい材料を生み出すマテリアルズ・インフォマティクス(MI)。これまで10~20年間かかって当たり前だった材料開発を桁違いに高速化し、根底から変える技術だ。既存の材料メーカーにとっては新たな材料開発のライバルを生み出しかねない技術である…
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日経ものづくり 2022年8月号
ものづくりの最前線で材料の大幅な転換が進みつつある。カーボンニュートラル(温暖化ガスの排出量実質ゼロ)宣言が実践モードに入り、材料の分野で二酸化炭素を大幅に削減する動きが出てきたのだ。最も注目されるのがプラスチック(樹脂)。石油由来からバイオマス由来の原料へ置き換えが必須になりつつある。造る(材料…