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HOMEPR News > 後処理を利用したハンダ濡れ性の改善 トラブル防止のための、めっき処理部品のVA/VE設計のポイント

旭鍍金工業(株)

後処理を利用したハンダ濡れ性の改善 トラブル防止のための、めっき処理部品のVA/VE設計のポイント

事例

  • 2017/09/04 00:00

基板などのハンダ実装における歩留まりで、ハンダ付け不良は大きなウエイトを占めています。その主な原因はハンダ濡れ性が悪いことが挙げられます。ハンダ濡れ性とはハンダのなじみの事をいい、ハンダのノリの良し悪しを決定します。ハンダ濡れ性が悪くなる原因としては表面の汚染、表面の酸化、温度不足、フラックス不足などの要因が挙げられます。めっき後に酸化防止の処理をする事で、表面の酸化を抑えることができ、歩留り率の改善や、低コストのメッキ種に設計変更が可能になります。

<Before/画像1>
金属表面に酸化物質が生成すると、ハンダ濡れ性を著しく悪くします。表面のハンダ濡れ性が悪いと、ハンダが十分に馴染まず、ハンダ付け不良が多発してしまいます。
※ハンダ濡れ性が良い状態は、ハンダ対象物に対してのハンダが表面に対しての広がりがある状態になります。悪い状態とは、ハンダが表面に広がらない状態のことです。
<After/画像2>
 メッキなどの表面処理後に酸化防止加工をする事で、表面の酸化皮膜の生成を防止します。この基材表面に酸化被膜を発生させない事で、ハンダ濡れ性を維持。これにより、ハンダ付けを行った際に、溶けたハンダが広がりやすくなり、作業品質の向上を実現いたします。
<ハンダ向上プロセス共通事項>
どのプロセスも金属表面の酸化を阻害する事でハンダ濡れ性を向上させます。保管状態等に左右されますがハンダ濡れ性が劣化した場合、再生することができます。お客様のハンダの条件等によりハンダ濡れ性の状態が左右されますので、実際にハンダしていただきプロセスを選定されることを推奨いたします。

<各プロセスの説明及び採用事例/画像3>
プロセス処理後にドライヤーで160℃30分乾燥を行い酸化を加速させて比較しました。
未処理品以外は酸化防止できていることが確認できます。

①ハンダ向上プロセスA
ハンダ濡れ性を大きく改善しWB性も向上いたします。ハンダ濡れ性を向上させる目的でニッケル上に金メッキすることがありますが、ハンダ濡れ性が向上するため金メッキを削減または無くすことができ、コストダウンすることができます。汎用性があり金属種を選ばないプロセスです。
採用製品:リードフレームやヒートシンク、電子部品

②ハンダ向上プロセスB
主にニッケルのハンダ濡れ性向上に効果があります。処理コストはAより安くすみますが、効果はAより落ちます。
採用製品:バスバー

③ハンダ向上プロセスC
主にスズの上に効果があります。Bと同等の性能のプロセスです。
採用製品:バスバー、端子

④ハンダ向上プロセスD
ニッケル上に適しています。Bより保管期間は短くなりますが、コストは安くなります。採用製品:HEVの端子

ハンダ濡れ性にお困りのお客様は旭鍍金工業㈱までお気軽にご相談ください。

1 酸化皮膜有りはイモハンダになりやすい
2 酸化皮膜無しはハンダがきれいになじむ
3 酸化加速した時の比較画像