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HOMEPR News > 難加工材の純鉄を使い冷間鍛造、切削、熱処理一貫工程でAT車向け低保磁力のリニアソレノイドコアを製造

(株)テクノアソシエーツ

難加工材の純鉄を使い冷間鍛造、切削、熱処理一貫工程でAT車向け低保磁力のリニアソレノイドコアを製造

製品・サービス

  • 2017/03/16 00:00

MPP KOMATSU(静岡県浜松市)はオートマチックトランスミッション(AT)を構成する心臓部の部品を製造している。

ATでは油圧制御によってトランスミッション内のクラッチの切り替え動作が制御される。ATの油圧制御回路に内蔵されるのがソレノイドバルブであり、ソレノイドを流れる電流で駆動されるソレノイド部と、油圧を調整するバルブ部から構成される。同社が製造するのはソレノイド部のステータに相当する部品で、フランジを備えた中空のリニアソレノイドコアである。このコアの中空部にはプランジャが挿入され、ソレノイドを流れる電流によってプランジャの前後の動きが制御される。プランジャの動きはバルブ部へ伝えられ、それによって油圧回路が動作し、油路の開閉や油圧の調整が行われる。

リニアソレノイドコアは、磁性体のフランジ部と中空の軸部の間に非磁性体を挿入した構造。ソレノイドに電流を流したときにリニアソレノイドコアに磁束が生じてフランジ部がプランジャを吸引し、リニアソレノイドコアの軸部からプランジャを引き出す。プランジャを元の位置に戻すにはソレノイドの電流をオフにする。ソレノイドの電流がオフになると、プランジャはバルブ部に内蔵されているスプリングによって押し戻される。

プランジャを元の位置に戻す際、リニアソレノイドコアに大きな磁束が残ると、磁束を打ち消すためにソレノイドに逆電流を流さなければならない。逆電流を流すことによってクラッチの切り替え動作は遅れ、スムーズな切り替えが難しくなる。しかもソレノイドに逆電流を流す分、消費電力は大きくなる。リニアソレノイドコアには、できるだけ残留磁束が小さい低保磁力の材料が求められる。

MPP KOMATSUが製造するリニアソレノイドコアの磁性体部分には、保磁力が小さい純鉄が使われている。低炭素鋼と比べて純鉄の保磁力は1/20程度である。しかし、純鉄を使うには高度な製造技術が必要になる。同社代表取締役社長の小松保晴氏は「純鉄製リニアソレノイドコアの性能は素晴らしい。しかし製造が難しく世の中にまだそれほど出回ってはいない。当社から世界へ純鉄製リニアソレノイドコアを普及させたい」と語る。同社では純鉄製リニアソレノイドコアを、自動車分野のほか福祉関連のロボットや航空・宇宙事業分野などでの普及も目指している。

(MPP KOMATSUの、冷間鍛造、切削、熱処理一貫工程による、純鉄を使った低保磁力のリニアソレノイドコア製造技術に関する詳細は、下記をご覧ください)

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