Tech-On! SPECIAL

「NEテクノロジー・シンポジウム2009 @CEATEC」レビュー

新潮流をリードする企業が続々登場
エレクトロニクス業界の10年先を占う

これから10年のエレクトロニクス業界におけるトレンドを左右する技術を紹介するイベント「NEテクノロジー・シンポジウム2009 @CEATEC」が,2009年10月8日(木)〜9日(金)の2日間にわたってアパホテル東京ベイ幕張(千葉市美浜区)で開催された。2009年に10周年を迎えたIT・エレクトロニクスの総合展示会「CEATEC  JAPAN2009」に合わせて企画されたもの。「インタフェース」「電源」「モバイル」「ヘルスケア」の四つのテーマを軸に合計9件のセッションが開かれた。各セッションでは,今後の成長が期待されている分野で先行する国内外の企業が演壇に上がり,それぞれの分野の最新動向や今後の見通しなどについて語った。ここでは,その中でも特に注目を集めた講演を紹介する。

クアルコムジャパン

携帯電話モジュールが創出する新サービス
公共用から民生用まで幅広い分野へと拡大

携帯電話機の送受信回路は半導体の集積化を背景に年々小型化が進み,様々な機器に組み込めるようになってきた。加えてMVNO(仮想移動体通信事業者)のサービスが本格化し,携帯電話ネットワークを利用した新サービスが急拡大する様相を呈している。そうした中,無線技術で世界をリードする米 Qualcomm Inc.は,携帯電話プラットフォームを利用した新たな市場を開拓しようとしている。ここでは「NEテクノロジー・シンポジウム2009 @CEATEC」で明らかにした同社の新市場創出のコンセプトを紹介する。(続きを読む)

ペレグリンセミコンダクター株式会社

SOSを使った「UltraCMOS」の応用拡大
携帯電話機のRFフロントエンドの1チップ化狙う

携帯電話機でW-CDMAやGSM,そしてLTE(long term evolution)までカバーするマルチバンド/マルチモードの端末が重要になっている。しかし,RFフロントエンド回路は簡単に集積化できない上に,コスト削減も容易ではない。こうしたなか,携帯電話機のRF業界で台風の目となっているのが米Peregrine Semiconductor Corp.だ。同社は「NEテクノロジー・シンポジウム2009@CEATEC」で独自の「UltraCMOS」技術を紹介。究極はRFフトントエンドの 1チップ化を狙う。(続きを読む)

タニタヘルスリンク

エレクトロニクスと通信技術を活用
次世代のヘルスケア・サービスを展開

体組成計や体脂肪計,体重計など家庭用計量計測機器を手掛けるタニタは,インターネットを利用した双方向のヘルスケア・サービス「モニタリング・ユア・ヘルス(MYH)」を展開している。同社の子会社で,このサービスを推進しているタニタヘルスリンク社長の坂井康展氏は,「NEテクノロジー・シンポジウム 2009 @CEATEC」の講演で,MYHの概要や同サービスを立ち上げた背景,さらに同サービスを今後発展させるうえでの課題について語った。(続きを読む)

米MCCI Corp.

いよいよ導入が本格化するUSB 3.0
商品開発のポイントを解説

パソコンで一気に標準搭載され,携帯機器にも急速に広がったUSBインタフェース。その次世代規格である「USB 3.0(SuperSpeed USB)」を搭載した製品がいよいよ登場する。最大5Gbpsという高速性を活かし,従来の応用分野に加えて新たなアプリケーションを創出することが期待される。携帯端末用USBドライバとその組み込みソフトで世界を代表する米MCCI Corp.が,「NEテクノロジー・シンポジウム2009@CEATEC」でその最新技術を紹介。デバイス・メーカーが商品開発をする上でのポイントを解説した。(続きを読む)

ブロードコムジャパン株式会社

コンシューマ機器の進化を加速するBluetooth3.0
コンボ・チップを中心に最新の取り組みを紹介

通信用LSIを手掛ける米Broadcom Corp.は,「NEテクノロジー・シンポジウム2009 @CEATEC」において家庭内における無線技術の応用動向と,そこで重要なカギを握る技術の一つであるBluetooth3.0について解説した。インターネットやモバイル機器とつながることで家庭用機器の多機能化が加速。それとともに,一段と高度な機能を備えたリモコンや入力デバイスが必要となる。ここで高速データ伝送が可能なBluetooth3.0が威力を発揮する。(続きを読む)

Infrared Data Association

IrDAの進化の経緯と将来を解説
可視光通信との融合にも言及

Infrared Data Association(IrDA)会長の北角権太郎氏と可視光通信コンソーシアム会長の春山真一郎氏は,「NEテクノロジー・シンポジウム2009 @CEATEC」の講演で赤外線通信規格「IrDA」の最新動向について語った。北角氏は,IrDAの進化の経緯と今後の展開について解説。春山氏は,現在策定が進んでいるIrDAと可視光通信を融合した新規格の現状について報告した。(続きを読む)

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