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| 2003年8月4日号(No.853) |
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| 【Cover Story】 |
箱を開ければ そこにケータイ
1チップ化が生む新サービス
携帯電話機の「通信モジュール」(RFモジュールとベースバンド回路の組み合わせ)だけを取り出して車載機器や携帯機器,業務用機器に組み込む。こうすれば,これまで通信とは無縁だった機器も「無線通信機器」に変貌する。「ヒト」と「ヒト」だけではなく「モノ」が通信するためのツールへ。携帯電話が大きく変わろうとしている。
あらゆる機器の境界が崩れていく
「いつでもどこでも誰とでも」を実現した携帯電話。「娯楽の王様」として君臨するテレビ。いずれもたゆまぬ進化のたまものだ。
携帯電話は,人が身に着けて持ち運ぶ携帯電話機を前提に機能強化を続けてきた。それがモバイル・インターネットであり,カメラ・モジュールの内蔵だ。テレビは家に置くテレビ受像機に改良を重ねてきた。それが大画面/薄型化であり,HDTVへの対応だった。
このような目に見える進化の裏側で,携帯電話とテレビのもう1つの姿が見えてきた。いずれも端末の心臓部である通信モジュール(RFモジュールとベースバンド回路の組み合わせ)やチューナ・モジュールがうんと小さくなり,手軽に使える「部品」として,他の機器に組み込めるようになってきたことだ。
第1部
ケータイ進化の牽引役は 「ヒト」から「モノ」へ
最新の携帯電話機を開けてみると,2つのカメラ・モジュールや液晶ディスプレイ, LEDライト,スピーカ,キーパッドなどがぎっしりと詰め込まれている。 携帯電話機の「通信モジュール」はほんの一部を占めるにすぎない。 この携帯電話機の通信モジュールを組み込めば これまで通信とは無縁だった機器も「無線通信機器」に変貌する。 「ヒト」と「ヒト」だけではなく「モノ」が通信するためのツールへ。 携帯電話が大きく変わろうとしている。
第2部
Mの高速データ通信が テーガクへの道を開く
2003年は移動体通信の「ブロードバンド元年」になりそうだ。 144kビット/秒から2.4Mビット/秒へ。 データ通信サービスの伝送速度が飛躍的に向上する。 ブロードバンドになれば,次なる期待はテーガク(低額・定額)に。 「ケータイでテーガク」はこれまで非現実的とされていたが 1xEV-DOやHSDPAといった高速データ通信技術ならば 低額・定額への道が見えてくる。
第3部
RF回路が1つになり 通信モジュールは10mm角
カメラが付いたり,搭載するメモリ容量が増えたりすることで 携帯電話機に搭載する通信モジュールの実装面積はどんどん狭まる。 このペースは衰えることなく,2005年には10mm角にまで小さくなる。 2つのステップを踏む。まずはRF回路の1パッケージ化が進む。 トランシーバやパワー・アンプ,RFフィルタを小型化して1つにまとめる。 そしてトランシーバ回路とベースバンド回路の集積が始まる。 遠からず通信モジュールは1チップになる。 |
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